55さんのブログ資産ゲー・運ゲー・糞ゲーという記事を拝見しました。俺はてっきり批判記事かと思ったのですが、読んでみると批判には程遠い内容でした。で、究極ネガティブ思考の俺がこれについて意見を述べたいと思います。
資産ゲー、運ゲー、糞ゲーの定義については上で紹介した55さんの記事を見てください。
・資産ゲーについて
主にガジェやバブーンがこの資産ゲーの種と言えます。ダークカオスの流行でガジェはかつての勢いを失いましたが、まだまだ強力なことに変わりはありません。また、バブーンが各地で暴れているというのも事実です。これらは一線級のデッキ・カードであるため資産ゲーと言えなくもありません。
・運ゲーについて
こちらは現在流行の最高位に位置するであろうダークカオスをはじめとした「噛み合わせデッキ」に関すること。ガジェや除去して殴る"作業"を繰り返すデッキすべてに言えますが、除去カードとモンスターカードがうまく回らなければならない。当然初手に暗黒界モンスター(またはガジェ等)が大量に来てしまったり、逆に1枚も来ないようなことになったら勝つのはむずかしい。要するにモンスターと除去カードをうまいバランスで引くことを前提とした戦略を展開するデッキ。そんなデッキが運ゲーでないとどうして言えるでしょう?
・糞ゲーについて
運ゲーに引き続きダークカオス中心の話。55さんの記事によれば、55さんは「ひとりでプレイしているかのような一方的なゲーム」を糞ゲーと定義付けています。
生け贄確保が容易でフリータイミングで発動でき、かつ効果が3ターンもの間持続するWウイルス。撃てば勝ちというカードです。相手はモンスターが出せないどころかモンスターを引いてしまった場合ドローも許されません。デッキ内のモンスターが占める割合は約五割。50%がモンスターです。ということは、大雑把な見方をすれば2枚に1枚の確率でドローできない。また、これは確率であるため、それ以上にモンスターを引く可能性は非常に高い上に、モンスター以外のカードにも無駄ヅモ(抹殺の使徒、サイクロン等はそういった状況では意味をなさない)があること、手札がすべて把握されていることを考えると、これは一方的と言えないでしょうか?
これらは環境を支配しているメタの中心と言われるデッキについて書いたものです。すべてに当てはまるものはなくても、必ず資産、運、糞のどれかには当てはまってしまうわけです。当てはまらないデッキは当然戦力にならないということで解決です。つまり、現在の環境の中心は、安定しているフリあるいは相手とデュエルをしているフリをする「回れば勝ちデッキ」だということです。
度合いは帚、死デッキが出回っておらず手が出ないほど高かった究極資産ゲー時代や完全に初手ゲー、じゃんけんゲーだったカタパの時代よりはマシになったとは言え、今も十分資産ゲー、運ゲー、糞ゲー時代であろうと思います。ただ、それは薄い。濃度が高くないため納得してしまっている人も多い。ということです。
と、なんでも反論する、でお馴染みのデュークが駄文長文を書いてみました。あくまで私の意見ですので。