デュークです。
というわけで今回は、先日開催した第5回革命軍杯を振り返って何か書いてやろうと思います。
じゃあまず使用デッキの割合。
ガジェ…1人(優勝)
グッドスタッフ(スタン)…2人(2位、3位)
暗黒界…1人(4位)
キメラ…1人(5位)
パーミ…1人(6位)
元々革命軍杯は割と空気を読んで行われるので、その人が本当に使いたいデッキを使うっていう感じになってます。
で、結果見事に分かれましたね。
さて、ここから見て取れるのはやはりガジェは強いってことですかね?
1KILLやパーミッションの事故率の高さ、対策のされやすさもうかがえます。
いや、そもそも大会自体の対戦数が少ないので統計等を取るには相応しくないんですけどね。
次に個々のデッキを見ていきます。
ではまず夢珠さんのデッキを覗いてみます。
9ガジェにオーソドックスな除去魔法罠を採用したスタンダードな除去ガジェです。
ガジェ以外のモンスターにはサイドラ・デスカリ・ブレイカー・異次元♀をフルで、ならずを1枚採用しています。
メビウスが1枚入っているのですが、本人曰く「なんで入れたんだろう?」だそうです。
魔法はコンバットトリックであるリミ解と収縮2枚を採用しています。
これも自然ですね。9月の制限改正後コンバットトリックの採用率は高くなってきています。
罠には破壊輪と神の宣告3枚が両方入っています。これは個人的には特筆する必要はないと思ったんですが、制限改正前から「破壊輪と神宣は共存できないのではないか?」という意見が多く出回っていたので一応触れてみました。
予想通り破壊輪と神宣は問題ないでしょう。
サイドデッキの構成は対策カードで固めてある感じですね。
キメラの成功率が落ちたためか、1KILL対策にはクリボーを採用しています。
また、勢いのあるバーン(フルバーン)の対策としてデス・ウォンバットがフルで投入されています。これは当然と思われますね。
早すぎた埋葬、リビングデッドの呼び声はサイドに。こちらは魔デッキ対策でしょうかね?
マインドクラッシュは当然3積みですね。現在のメタカードとしてこれ以上のものは俺は思い付きません。
融合モンスターは使わないデッキで、ブラフとしての融合デッキもありません。
小細工よりも勝負の全体の流れを掴むタイプですね。それが優勝にも繋がったのかも知れません。
はい、次です。
次は俺ですが、メインデッキの方は既に記事に起こしたと思うのでサイドだけ。
ウォンバット・ネクロ・マイクラ・お触れが3積みでクリフとミスティ2、セイマジが1枚ずつ入ってました。
ウォンバットとマイクラは上の夢珠さんのところで書いたとおりです。
ネクロフェイスはネクロフェイス対策になるかと思って採用してみましたが、逆に利用される形になりました。運ゲーと言ってしまえばそれまでですが、運ゲーを防ぎたいのならネクロ対策としての採用はオススメしません。
触れはまぁ、フルバーンやらなにやらを止められればいいかなぁと。これ1枚で封殺できるデッキがあるというメリットが大きいと判断し採用。
クリフはロック規制が厳しくなった今、採用価値があるかどうかは微妙ですよね。なんで入れたんだろう?
ミスティ2は抹殺制限とガジェの流行を受けて裏守備を多用するデッキを使用する相手がいた場合のために。
セイマジはメインから溢れたのを入れておいただけですが何か?
全体的に煮詰まってない感が漂ってますね。
あとサイドラが入ってないのはなんか使いたくなかったからですよ。
3位のリアルディールさんのデッキ。
俺同様エアーマン&ミーネ死デッキ軸のグッドスタッフです。
上級にはビートダウンならば当然と思われるサイバー・ドラゴンをフルで、そして彼が好んで使うパーシアスが1挿し。
下級には見習い2枚とセイマジ執念を1枚ずつ採用しています。
サイドには罠対策のサイコ・ショッカー・お触れがフルでした。
1KILL対策をしていなかったようなので結構響いているようですね。未だ1KILLの驚異は去っていないということがわかります。
融合デッキはやはり0枚でした。
葛城抜刀斎さんの雑貨暗黒界はコンセプトを全面に押し出した構成になっています。
上級モンスターは10枚、モンスターカード枚数も28枚と、かつてのMPTを彷彿させる感じです。
このデッキも見習い周辺が採用されていますが、こちらは執念深き老魔術師が2枚入っています。モンスター多めのデッキであることもそれをやりやすくしていますね。
サイドは対策カードとスイッチタイプのカードの両方を採用しています。
1KILL対策は和睦と威嚇です。これはデッキコンセプトと併せて考えれば納得のチョイスですね。
このデッキには容赦なくブラフ融合デッキが用意されていました。やれることはやるという彼の理念にも適っています。
本来ならハッタリでもなんでも融合デッキは用意するべきですね。
5位の綾小路蝉○さんもコンセプト全開のメインキメラ、サイドネクロスイッチというデッキでした。
メインはスリーエフというやつですね。
モンスターも魔法も無駄なカードは一切ありません。コンボパーツとそれを揃えるためのカード、時間稼ぎのカードで構成されています。
未来融合の制限化は封印の黄金櫃でカバー。さらにそれをサイドスイッチに繋げています。
罠には威嚇2枚、これは時間稼ぎとともにミラー対策になります。
サイドもほぼコンセプトカードで固めています。
注目すべきはディフェンドガイですね。相手がドローする効果を利用するために採用されています。
ミラーマッチの場合相手が自らドロースキップをかけてデッキを0枚にする戦術を取ってくるであろうことから、そこをうまく突くことを考えてこのカードに辿り着いたようです。
これはこれからのネクロデッキレスの対策に応用できそうですね。
融合デッキは18枚。これは実際に使う融合デッキですね。融合確率0%等で終了しないように枚数が多くなっているのかも知れません。
しかし今回この順位に位置したということはやはりキメラの成功率はかなり下がったのだろうと考えられますね。
そして犬澤 良兵衛さんの天使パーミッションです。
俺が一番使うのが苦手なデッキタイプですね。分析もとんちんかんになってしまうかも知れませんが一応。
モンスターはアルテミスとデクレアラーがフル。そしてロックV等をきっかけに多用されるようになったラクダ・イナゴ・スカラベとステバ。
かなりロック色が強いモンスター構成です。
境界線ロックを組み込んでいるので魔法は境界線3枚とB地区のみです。
罠は万能カウンターである神宣、ほぼ確実に魔法をカウンターできるマジック・ジャマー、モンスター効果をカウンターできる天罰、モンスターの召喚そのものをカウンターして手札に戻すキックバックが3枚ずつ使われていて、他は攻撃を制限するロックカードを中心に組まれています。
全体のバランスはモンスター:魔法:罠=20:4:16ということで、一見するとお触れに弱そうな感じがしますが、何も考えずにお触れを発動すれば紫光の宣告者で消されてしまいます。
デクレアラーの手札から何の前触れもなく発動されるカウンターは驚異です。反面手札消費が激しくなるので使い方には注意しなければならないという、まさに玄人向けのカードです。
サイドはお触れショッカーとメビウス辺りの対策が中心のようですね。
融合デッキは0枚でしたね。この手のデッキはあまり使わない人にとってはサイドがまったく推測できないため、ブラフ融合デッキは大いに効果を発揮できるはずです。
今回の結果から対策のされやすさが今後の課題となってくることがわかりますね。
以上のことから、グッドスタッフの人権は少し回復したこともわかりました。
しかし、今大会にメインからのネクロがいなかったのでその辺りのデータは取れませんでした。実際にネクロ櫃の驚異がどれほどのものなのかを調べるにはまだ時間が必要なようです。
ライフ1KILL系はひとまず大人しくなったのではないでしょうか?
黄金櫃から未来融合を引っ張ってもそこでマイクラを撃たれればアウトですので、対策がしやすくはなったのでしょう。
相変わらずガジェットが強いのは変わらない、と言うか益々強くなったようにも見えます。
まだ革命軍杯の参加者も環境を把握し切れていない部分もあったと思うので参考になる部分・ならない部分があるとは思いますが、大まかな指針のひとつとして考えることができたのではないでしょうか?
新環境はまだ始まったばかりです。これから公認大会等積極的に参加して環境を見極めていこうと思います。
では。
おわし