グリフィスさんが見事世界を制しました。
日本から世界チャンピオンが出るのは二度目らしいです。
グリフィスさんは、今年のOCG日本代表最終選考会出場を懸けたランキング戦を国内ランキング1位で通過し、代表選考会関西会場でベスト2に輝いて日本代表になりました。
実はそれ以前に、ワールドチャンピオンシップゲーム部門でも、予選をトップ通過して日本代表権を獲得した驚くべきプレイヤーです。
ゲームかOCGのどちらかでしか代表になれないため、OCGのためにゲームの代表権を放棄したそうです。
チャミさんが二度目の代表入りを果たしたことといい、このグリフィスさんの偉業といい、今年はOCG自体の環境こそ混沌としていたものの、歴史に残る伝説の年と言えるのでないでしょうか。
グリフィスさんのデッキですが、国内・世界で一貫して剣闘獣を使用されたようです。
詳細は遊戯王フロンティア様で確認してください。
国内ではシンクロが多く使われましたが、世界ではまだシンクロが使えなかったため、日本代表がどのようにデッキを変えてくるかが注目されました。
唯一グリフィスさんが使っていた剣闘獣は世界大会でも使用可能だったため、大方の予想としては剣闘獣がもっとも有力だったのではないでしょうか。
しかし、蓋を開けてみれば、日本代表の使用デッキはグリフィスさん以外は全員ライトロードでした。これは私としては非常に意外でした。
世界大会での決勝トーナメント(=ベスト8)に進出した方の使用デッキは以下のとおりです。
剣闘獣…3名(うち2人は優勝・準優勝)
ライトロード…3名
次元スキドレ
墓守スキドレバーン
要するに、最終的には剣闘獣、ライロ、スキドレの戦いだったということですね。
ちなみに、このベスト8に日本代表4名のうち3名が残っていたということです。
日本は世界ではあまり良い結果を残せないと言われてきましたが、今年は汚名を返上してきていただけたようです。
予選落ち(=ベスト8に入れなかった方)のデッキはまだすべて判明していないようですが、こちらも今判明しているだけでも剣闘獣とライトロードは多いです。
昨年に続き帝系を使ったプレイヤーもいたようですが、今回から死デッキが使用可能となったためか、はたまた別の理由かはわかりませんが、全員予選落ちとなっています。
そして気になるのが、ダムドですよね。
日本国内では異常なまでに猛威を振るったダムドですが、世界大会では予選を突破したプレイヤーは一人も使用していませんでした。
日本国内と違い、シンクロという母体が存在しなかったためでしょうか。
このレベルでは経済的な理由はないと思って間違いないでしょうね。
予選落ちした方の中にはデステニーダムドを使用した方がいたようですが、ダムド使用者がすべて予選落ちという結果に終わったことは非常に興味深いと思います。
全体の感じはこんなものです。
恐らく日本国内の9月からの制限リストの参考にされるのではないでしょうか。
予想をされる方はこれを踏まえて予想されるといいと思います。
あと、細かく見ていくと、それぞれの『世界大会であることを考えた構築』が見えてくるんですが、まぁその辺は各々感じることも違うでしょう。
残念ながら予選落ちした方のデッキも、さすが世界大会だけあって非常に練り込まれていて、見ていてとても面白いです。
選考会レベルとはまた格が違いますね。
いつか世界の舞台で戦えるプレイヤーになりたいものですよねぇ。
このレベルの対戦は本当に面白そうです。
でも、こんなの体感したらカードゲーム辞められなくなると思いますよ、本当に。
もう金がどうとか費やしてきた時間がどうとかそういうんじゃなく、純粋に『楽しい』と思うんですよ。
とにかく、我々日本のプレイヤーを代表して戦ったかっしーさん、グッチさん、グリフィスさん、チャミさん、本当にお疲れ様でした。
そして、世界を制したグリフィスさん、おめでとうございます!!
おわし