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    2009年02月06日

    【雑記】ドラえもん のび太の都市伝説

     
    ちょっと興味があったので、ドラえもんの都市伝説について少し調べてみました。

    アニメ・ドラえもんの有名な都市伝説には2つあるようです。
    1つは「タレント」と呼ばれるもので、1984年7月20日に放映されたとされるもの。
    もう1つは「行かなきゃ」と呼ばれるものです。


    コピペ1

    1984年7月20日放映 「タレント」

    ※※冒頭、雨の降る校庭で傘を差しながら「地下世界の商店街へ行きたい」というのび太にドラえもんは通り抜けフープに似た巨大な秘密道具(名前出ず)を地面に置いて中へ飛び込む。
    しばらく落ちて着地すると照明器具らしきものは見当たらないのにとてもまぶしい加工された部屋にたどり着く。
    そこにはベレー帽を被りあまり可愛くない女の子がドラとのび太に赤い封筒とインクの瓶と鉛筆を手渡し壁の中へ消えていく。
    彼女を追った二人も壁に飛び込むと警察官みたいな格好をした中年の男と泣いている学生服みたいな(白と黄色の縞模様)青年が「君達は撮影か、撮影ならアチラだ」と二人を木琴みたいに板の並べてある通路を案内した先には大きな地球のミニチュアがパックリ割れて中から黒い血みたいのが流れていて
    ドラとのび太が抱き合ってびっくりしてオワリ。
    ※作画は著しく崩れていて面長。手足はゴムの様にフニャフニャ。
    ※「タレント」というのは最後に出てきた割れた地球の事と思われるが詳しいことは分からない


    コピペ2

    154:愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 00:55:01.80 ID:zV6IxNyf0 [sage]
    知ってるか?
    いまとなってはかなりのストーリーが存在するドラえもんだが、その中に一話だけ奇妙な回があったんだ。
    普通の道をのび太がただ10分くらい歩き続け、最後に「いかなきゃ」と一度だけ喋るとそのままのび太は歩いていってフェードアウトして終了。
    不思議なことにタイトルは明らかになっていないんだ。
    いったい何の話だったんだろう


    コピペ3

    165 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2007/02/12(月) 17:38:35 ID:17J1oio/O
    ドラえもんについて。

    藤子先生死去直後の深夜番組でいきなり15分前後
    ドラえもんが始まった。番組中だった記憶もある。
    CMが終わった途端OP無しで始まり
    のび太がただ10分近く歩くだけ。見えるのは
    歩く後姿のみ。そして最後に「行かなきゃ」といってフェードアウト。

    ドラエモンの「タレント」も何かおかしかった。
    のびたとドラエモン以外主要キャラは出てこないで
    見たこともない奴のみ出てきた。色合いも相当おかしく
    のびたがピンクのシャツと青のズボンはいてたのは覚えている。
    この話も支離滅裂でまずおかしいのが、のびたとドラエモンが
    一切喋らないところ。いきなり終了するところも不気味だった。

    166 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2007/02/12(月) 22:48:03 ID:JQoPyO0E0
    ↑「行かなきゃ」と言った後、
    階段が無いのにそこに階段があるように向こうがわに登っていきながら、フェードアウト
    だったような


    他にもいろんなのがあるのですが、そこは都市伝説。少しずつ違ったりするわけです。
    とにかくもっともコピペとして形になってたのがこの辺でした。

    ではひとつずつ見ていきます。

    コピペ1

    >1984年7月20日放映 「タレント」

    http://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/9483/gdc/1979/st_1984.html#0
    情報収集中に流れの中で紹介されてたサイト「銀河ドラえもん倶楽部」のサブタイトル一覧によると、1984年7月20日に放映されたのは「のび太の童話旅行」「四次元ポケットのスペア」の2つ。
    どちらも手元に録画した物等はなく、確認はできませんでした。
    「のび太の童話旅行」は「絵本はいりこみぐつ」が登場するエピソード。
    「四次元ポケットのスペア」はその名のとおりスペアポケットを題材にしたものであることがわかります。
    どちらも少なくとも原作では、「タレント」の話とは似ても似つかない話です。

    また「タレント」というタイトルに関して、「死ネ」という文字が崩れた物だとする説がありますが、ここまで来ると単なるウソ話になってしまうのでスルーします。

    >※※冒頭、雨の降る校庭で傘を差しながら「地下世界の商店街へ行きたい」というのび太にドラえもんは通り抜けフープに似た巨大な秘密道具(名前出ず)を地面に置いて中へ飛び込む。
    しばらく落ちて着地すると照明器具らしきものは見当たらないのにとてもまぶしい加工された部屋にたどり着く。

    「地下」あるいは「地底」は、ドラえもん本編で何度も使われたキーワードです。
    SF作家でもあった藤子・F・不二雄先生は、宇宙や地底、異世界の冒険物語を得意としていたように思います。

    「地下世界の商店街へ行きたい」というのび太の発言。一見ぶっとんだ発言ですがここがおもしろいところで、『のび太なら言いかねない』『ドラえもんという作品ならやりかねない』という思いが我々の中にあるのです。
    それが逆にのび太らしさ、ドラえもんらしさを感じさせているような気がします。

    通り抜けフープに似た巨大な秘密道具については、もう「巨大な通り抜けフープだろ、それ」と言いたくもなります。
    似たような使い道やシチュエーションの道具を考えると、「アパートの木」や「ポップ地下室(ポンプ地下室)」が思い出されます。
    これらの道具は印象は薄いですが、劇場版等でも使用した意外に重要な役割の道具だったりすることから、『なんとなくそんな道具があったなぁ』くらいの認識だと思います。
    これは都市伝説を作るのに最適な土壌と言えるのではないでしょうか。
    さらに、「地底の国の探検」という、地面を掘り進んで地底人の文明(仮)を発見するというものもあります。私が真っ先に思い浮かんだのはこれでした。
    加工された部屋というと、ポップ地下室が一番近い感じがしますけどね。

    >そこにはベレー帽を被りあまり可愛くない女の子がドラとのび太に赤い封筒とインクの瓶と鉛筆を手渡し壁の中へ消えていく。

    普段からベレー帽を被ってるあまり可愛くない女の子…ってジャイ子しかいないかな?
    この辺は全然わけわかりませんね。

    >彼女を追った二人も壁に飛び込むと警察官みたいな格好をした中年の男と泣いている学生服みたいな(白と黄色の縞模様)青年が「君達は撮影か、撮影ならアチラだ」と二人を木琴みたいに板の並べてある通路を案内した先には大きな地球のミニチュアがパックリ割れて中から黒い血みたいのが流れていて
    ドラとのび太が抱き合ってびっくりしてオワリ。

    服装について妙に詳しく書かれてる。
    普通ここまで覚えてればもっといろいろはっきり覚えてますよね(笑)
    ただ、学生服みたいな白と黄色の縞模様の服って想像できないんですけど…囚人服的な?
    配色的にはタイムパトロールも似たような感じだったような…

    最後の抱き合ってびっくりして終わるというのは、「風船手紙コントローラー」のラストと重なります。
    「風船手紙コントローラー」は旧アニメの頃頻繁に再放送していた名作なので、ドラえもんをそれなりに見ていた人なら大体見たことがあると思います。
    あれは恐かったですねぇ…今のドラえもんは恐怖の演出があまりうまくないので期待はしません(笑)
    少し話題が逸れましたが、この「風船手紙コントローラー」の印象は非常に強いです。
    この「タレント」に似たようなラストを持ってきたのが意図的にか無意識にかはわかりませんが、どちらにしても「風船手紙コントローラー」の影響を受けていることは間違いないでしょう。

    >※作画は著しく崩れていて面長。手足はゴムの様にフニャフニャ。
    >※「タレント」というのは最後に出てきた割れた地球の事と思われるが詳しいことは分からない

    作画についてはなんとも言えませんが、昔は今ほど綺麗に描かれていませんでしたし、テレビ朝日版でも初期は顔が長く崩れているような印象はありました。
    (というか、原作初期に忠実に作ればそうなるわけで…)

    割れた地球に関してはまったく見えません。
    元ネタ等はなく、単に恐怖要素として考えられたオリジナルのネタでしょうか?


    コピペ2

    >154:愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 00:55:01.80 ID:zV6IxNyf0 [sage]
    >知ってるか?
    >いまとなってはかなりのストーリーが存在するドラえもんだが、その中に一話だけ奇妙な回があったんだ。
    >普通の道をのび太がただ10分くらい歩き続け、最後に「いかなきゃ」と一度だけ喋るとそのままのび太は歩いていってフェードアウトして終了。
    >不思議なことにタイトルは明らかになっていないんだ。
    >いったい何の話だったんだろう

    これも有名な「行かなきゃ」という都市伝説。
    ただし「行かなきゃ」に関してはこれだけではなく、次のコピペ3に書かれるような、藤子・F・不二雄先生の死と関連させるものが多く出回っていて、コピペ2はコピペ3を見た人がうろ覚えで書いたものである、または、コピペ2を発展させた物がコピペ3であると考えられます。
    ここに書かれている書き込み日時だけを見れば、コピペ2の翌日にコピペ3が書かれていることから、コピペ2を見た誰かがそれを元に翌日発展させた物を書いたと考えることができます。
    また、同一人物が流行らせることを目的として行った行為であるとも考えられますね。
    それ以前の書き込みの記録が出てくれば話は変わってくるんですが、今回はここまでとします。


    コピペ3

    >165 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2007/02/12(月) 17:38:35 ID:17J1oio/O
    >ドラえもんについて。

    >藤子先生死去直後の深夜番組でいきなり15分前後
    >ドラえもんが始まった。番組中だった記憶もある。
    >CMが終わった途端OP無しで始まり
    >のび太がただ10分近く歩くだけ。見えるのは
    >歩く後姿のみ。そして最後に「行かなきゃ」といってフェードアウト。

    今回は紹介できませんが、他にもドラえもんが「行ってしまうのかい?」と声をかけ、のび太がF先生をデフォルメしたキャラクターに変わり、「今までありがとう」と言うというようなものもあります。
    本当はそこまでのものをここで紹介するつもりだったんですが、元の文章が見付からなかったので、見付かり次第追って紹介するかも知れません。

    この「行かなきゃ」は、のび太が元々F先生自身の少年時代をモデルにしたキャラクターであることから生まれた都市伝説でしょう。
    これは決して悪意によって生み出された物ではないと信じたいですね。
    お茶目なF先生が私たちに最後の「ワクワク」を遺していってくれた、というのはどうでしょう?

    >ドラエモンの「タレント」も何かおかしかった。
    >のびたとドラエモン以外主要キャラは出てこないで
    >見たこともない奴のみ出てきた。色合いも相当おかしく
    >のびたがピンクのシャツと青のズボンはいてたのは覚えている。

    これは、のび太の服装から察するに、日本テレビ版ドラえもんなんじゃないでしょうか?

    >この話も支離滅裂でまずおかしいのが、のびたとドラエモンが
    >一切喋らないところ。いきなり終了するところも不気味だった。

    こちらの「タレント」に関する書き込みで気になったのは、ここでは地下の世界もベレー帽の女の子も"タレント"も触れていないことです。
    そして、情報収集中に、日本テレビ版ドラえもんに「タレント修行」というエピソードが存在することがわかりました。
    ここから、コピペ1で言われている「タレント」とコピペ3で言われている「タレント」は別のものではないかと考えました。
    つまり、このコピペ3で言う「タレント」は、日本テレビ版ドラえもんの「タレント修行」というエピソードで、別段恐い話とか都市伝説ではないのではないかと。
    この書き込みをした人が覚えた違和感は、放映していたテレビ局、制作した会社、その他スタッフやキャストの違いによるものではないでしょうか。
    これなら説明は付かないわけではありません。
    まぁ、書き込み内容が全部嘘っぱちならこんな考察全然意味ないんですけど!

    >166 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2007/02/12(月) 22:48:03 ID:JQoPyO0E0
    >↑「行かなきゃ」と言った後、
    >階段が無いのにそこに階段があるように向こうがわに登っていきながら、フェードアウト
    >だったような

    これも都市伝説としては蛇足感が否めませんね。
    ここまでやるとなんかこう…狙ってるなっていうのが伝わってきてしまって面白味に欠けます。
    一言で言うと、「これはない」って感じ。


    あー、ドラえもんの有名な都市伝説2つを紹介していろいろこじつけてみました。
    うまい都市伝説はこじつけもしやすく、ちょっと信じてしまうような要素がありますね。
    原作漫画及びアニメへの愛と、余念のない研究によって作られていることがおわかりいただけたのではないでしょうか。


    そして、私自身もわかったことがあります。
    それは、都市伝説に関するこういった考察が最もKYであるということです。


    10年ほど前に入手した最終回エピソードのテキスト版があるので、いずれそちらの紹介もしたいと思います。


    おわし
    posted by デューク at 17:03| ☀| Comment(14) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
    この記事へのコメント
    「サザエさんの秘密」みたいで面白かったおw

    ゲージツは膨大な後付けの解釈があって初めて成立するんだってじっちゃが言ってた
    モナリザが最たる例。あとガンダムとかクラナドとか…
    Posted by 来夢 at 2009年02月06日 22:32
    面白い話ですね…
    その内クレヨンしんちゃんの都市伝説も出てきたり(笑)

    何気に今日ドラえもんの映画やってたりしてて日にち的には合ってましたね
    Posted by エリー at 2009年02月06日 23:34


    ドラえもんって本当にそういう話が多いですね。
    ドラえもん最終回のエピソードは私も趣味で読んでみたことがあります。
    個人的に好きな最終回は、ドラえもんを作ったのがのび太だったという話ですw
    Posted by 時の旅人 at 2009年02月07日 02:56
    >来夢さん
    それで人生になったりするんですね、わかります

    >エリーくん
    クレしんはあんまり都市伝説って聞いたことないな…
    恐い話が普通に恐いとか、大抵作品そのものの完成度が高いっていう話になっちゃうのよね

    ドラ昨日映画やってたのか
    半分(普段のドラ分とクレしん分の時間)しか録れてねぇわ…
    緑の巨人伝かな?

    >時の旅人さん
    いくつかある中で最も完成度が高く、かつ夢のある話ですよね
    私もそれが一番好きです
    あの話だと、ドラえもんはのび太を幸せな未来に導いたので、立派に役目を果たしたことになるんですよね

    もうあれを超えるような最終回は出てこないんですかね?
    Posted by デューク at 2009年02月07日 07:29


    どうなんですかね?
    私が最終回を見たサイトには5つくらいのエピソードがありまして、やはりその中でもこの話が一番筋が通っていて面白かったです。
    他のはどうしても、大きな矛盾というか、穴があったりしてしまいますよね。

    ただ、そんな中にも個人的に好きな最終回がもう一つありまして、のび太が正月に木から落ちて植物人間になるって話です。
    あの話は初めて見た時は泣いてしまいましたよw

    Posted by 時の旅人 at 2009年02月07日 10:13
    どこでもドアで天国に行くやつですねー

    導入部が第一話のオマージュだったりして要所要所に魅力はあるんですけど、死ぬのはちょっと…
    Posted by デューク at 2009年02月07日 10:24


    あとは、ノビールチギレールのエピソードですかね(笑)
    ジャイ子がフランスに飛ばされてジャンヌになったり、小池さんが中国に飛ばされてラーメンの創始者になったりとなかなかうまいですよねw
    Posted by 時の旅人 at 2009年02月07日 17:22
    楽しいサイトですね。ファンになっちゃいました。価格比較に関する情報を載せたサイトを運営していますので、よかったら遊びにきてください。
    Posted by ゆうき at 2009年02月07日 20:43
    最近ドラえもんのタレントの話を友人から聞いていたので詳しくかかれてて良かったです!
    かなり不気味ですねーあのかわいいドラえもんがww
    他にもクレヨンしんちゃんとかサザエさんの謎の回があればおもしろいですねw
    Posted by ひゃだるこ at 2009年03月08日 19:17
    こういうのおもしろいですよねぇ
    クレヨンしんちゃんは比較的歴史が浅いのであまりないとは思いますが、サザエさんは探せばあるかも知れないので探してみますね〜
    Posted by デューク at 2009年03月08日 19:54
    ボディ&ワークス
    Posted by crocs サイズ at 2013年07月31日 17:38
    アンティーク オメガ
    Posted by トリーバーチ トート at 2013年08月03日 17:33
    crocs ショップ
    Posted by ジュエリー ブレスレット at 2013年08月12日 12:00
    ドラえもんの都市伝説「タレント」について調べているうちに自分のブログにたどり着いた記念
    Posted by デューク at 2021年01月16日 23:52
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