予選も終わって一段落。
ここいらで俺が最近使ったデッキのレシピでぶっぱ祭りでもしときましょう。
第一弾は【除去ガジェ】です。
【除去ガジェ】
シンクロ環境になってから1年以上が経ちました。
遊戯王はすっかり別ゲーになり、ゲームスピードは以前よりもかなり早くなりました。
そんな中、遅い遅いと言われ続けるデッキ。それが【除去ガジェ】です。
ガジェについてとにかく主張したいのは、ガジェに早さを求めるな、ということです。
デッキにはそれぞれ特徴があるので、それぞれの特徴を生かすのが良いです。
遅い。でも戦える。そういうデッキを目指すべきです。
早さを求めてガジェの利点を削り、無理して早いガジェを組むくらいならカエルでも使っててください。
<メインデッキ/43枚>
<モンスター/14枚>
3《閃光の追放者》
2《グリーン・ガジェット》
2《レッド・ガジェット》
2《フォッシル・ダイナ パキケファロ》
2《イエロー・ガジェット》
1《N・グラン・モール》
2《D.D.クロウ》
<魔法/10枚>
1《地砕き》
1《地割れ》
1《大嵐》
1《貪欲な壺》
1《抹殺の使徒》
2《月の書》
3《ソウルテイカー》
<罠/19枚>
1《聖なるバリア−ミラーフォース−》
1《激流葬》
2《強制脱出装置》
3《奈落の落とし穴》
3《次元幽閉》
3《王宮の弾圧》
3《神の宣告》
3《魔宮の賄賂》
<サイドデッキ/15枚>
1《D.D.クロウ》
1《サイクロン》
1《非常食》
2《魂の解放》
2《禁止令》
2《超融合》
2《ツイスター》
1《転生の予言》
3《閃光を吸い込むマジック・ミラー》
<エクストラデッキ/15枚>
2《E・HERO アブソルートZero》
1《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》
2《E・HERO ガイア》
1《ギガンテック・ファイター》
1《メンタルスフィア・デーモン》
1《スターダスト・ドラゴン》
1《ダーク・ダイブ・ボンバー》
1《ブラック・ローズ・ドラゴン》
1《ゴヨウ・ガーディアン》
1《氷結界の龍 ブリューナク》
1《フレムベル・ウルキサス》
1《マジカル・アンドロイド》
1《A・O・J カタストル》
メインデッキはオーソドックス(?)な6ガジェ。
魔法面のあまりの弱さから、弱い除去魔法の中でマシだと思える《ソウルテイカー》を3枚採用。
《ライトニング・ボルテックス》…複数枚採用が難しい。コストが重い。
《死者への手向け》…裏にも使えるが単体でハンド1コストは重すぎる。
《死者への供物》…速攻魔法は魅力。しかしセルフドローロックはモンスター除去後の展開の妨げに。
《ハンマーシュート》…何も考えずに効果を単純比較すれば一番強い気がするけど、肝心の《墓守の偵察者》等の高守備力による壁が崩せないのが終わってる。
《ソウルテイカー》…打点の低いガジェでLP1000回復は致命的とも言えるが、少なくとも上のどれよりも場を崩し、未来を切り開く力があるように思う。悪あがきができるとも言う。
その他…思い付かない
手札を捨てたりドローを止めたりするのは死に直結する。
相手が回復するだけなら負けることはない。
生きてさえいればなんとかなる的な発想。
メインデッキに《D.D.クロウ》を採用したのはもちろんカエルへの危機感から。
メイン2サイド1の理由は、カエル以外のデッキに対してそこまで引きたくないから。
基本メインは2が安定と勝手に思ってる。
ガジェみたいにメタるタイプのサイド、いわゆるディフェンシブサイドボーディングの場合は、大規模な非公認や全国レベルの大会に参加しなければ地域メタがすべてだと思う。
こうして公開レシピの中にサイド欄があることに意味があるのか疑問。
俺の場合は自分が使ってるデッキをそのまま出すっていうコンセプトだから書くけど、鬼のように参考にならないと思う。
ただ、このレシピで言うと《超融合》。
こういうビックリカードを示すっていう意味ではありかも。
ある程度のレベル(現環境ではインターネットをする程度の能力を持つレベル)にあれば、もう常識的な思考は相手にもまるっとお見通しなわけだ。
常識的に考えて常識的に行動するだけならサルでもできる。
相手と同じ土俵に立った時点で勝負を左右するのは運。だけ。
デッキの相性とかも言ってみれば運。
そこで、常識の枠をちょっと出てみる。
こちらが想定の範囲外に出れば、一歩リードすることができる。
それは運ではなく行動によって得られる一歩。
結局運ゲーが回避できるわけではないけど、運以外で一歩前に出る方法を可能な限り用意するのが勝つための努力なんだろうと思う。
俺がこのデッキで《超融合》を使ってHERO使いに勝ったとする。
相手はこう思うだろう。
「なんだよ超融合って…」「意味がわからない」
それでいい。それこそが狙い。
逆に、「なるほど〜」とか「ですよねw」なんて言われたら甘かったと思う。
これはカード選びだけじゃなく、プレイングなんかもそう。
相手に読まれずに、裏をかき、相手の思考から外す行為は強い。
常識的じゃなくていい。そこに少しでも勝つ可能性があるなら。
まぁ、相手がHEROじゃなかったら《超融合》の使い道はない。
そこはもう諦めるしかない。
何に対してこれを仕掛けるかはプレイヤー次第。
俺はガジェは融合HEROや《E・HERO ワイルドマン》に非常に弱いから《超融合》+《E・HERO ガイア》《E・HERO アブソルートZero》を選んだのであって、プレイヤーや環境が変わればそこは例えば《オーバーロード・フュージョン》かも知れないし、《ギガンテス》かも知れない。
そういうアンテナはいつも張っていたいと思う。
では第一弾はこの辺で。
こんなに語る気なんてなかったのに…
次回以降はもう少し坦々とやるつもりですw
おわし
こういう風に思われないサイドボーディングって価値ないよねw
サイドボーディングの真価はこう言わしめることにありって感じだお。
デッキ見ると賄賂にスペースさかないでいいような環境なら、もっともっと幅広く戦えそうなデッキなのにね〜
大寒波さえなければ、デッキ選択の自由度やデッキ構築の自由度も上がっておもしろそうなのに・・・
大寒波しゃんこそが色々な意味で今環境の戦犯No.1だおw