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    2009年09月30日

    【ゲーム】時給100万円の男

     
    ポケットモンスターハートゴールド 〜デューク・リーグ挑戦編その2〜

    あの日から、デュークは今までとは違うやり方で修行をしていた。
    今までに出会ったトレーナーに片っ端から電話をかけ、対戦を申し込んだ。
    それはそれでとてもうざがられた。

    デューク「これで100勝目だな…おっさん。」
    つりびと「むむむ…」

    手持ちのポケモンたちはレベル55にまで達していた。
    デュークもすっかり以前のデュークに戻っていた。

    デューク「さて…そろそろ頃合か…」
    つりびと「ぽ、ポケモンリーグに挑戦するのかいっ?はは…が、がんばってね!!」
    デューク「あー?…ああ、おっさんもトサキントばっか釣ってないでがんばれよな☆」

    振り向き様にそう言うと、デュークは大きく翼を広げたヨルノズクに乗って飛び去った。

    つりびと「…やっと解放された…」


    -セキエイ高原-

    リーグ職員「この いりぐちを はいれば…」
    デューク「じゃまだどけっ」
    職員「うわっなにを!…あ、きみはこの間イツキさんにやられた少年!また挑戦するんだね!」
    デューク「…お前もワニノコのけいけんちにしてやろうか?」
    職員「す、すいません…」

    2度目の挑戦。
    デュークは落ち着いていた。
    扉の向こうに、あの男がいた。仮面のエスパー使い・イツキ…。

    イツキ「やあ、デュークくん…だったかな?よくぞ再び。」
    デューク「…」
    イツキ「悔しくてもう挑戦しに来ないのかと思ったよ!ははは!」
    デューク「…お前に…用はねぇ。」
    イツキ「…今何て…?」
    デューク「チャンピオンを出せ。四天王じゃ話になんねぇ。」
    イツキ「な、なんてことを言うんだきみは!我々四天王を倒さない限り、チャンピオンの部屋には入れない。それがルールだ!」
    デューク「…仕方ないな…」
    イツキ「勝負だ、デュークくん!」

    イツキはいつもどおりネイティオを繰り出す!
    デューク「ワンパだな…」
    デュークも前回同様メリープを呼んだ!
    イツキ「ふん、きみもな!」

    デューク「メリープ、とりあえず『ほうでん』だ。」
    イツキ「(…まるで成長していない…)ネイティオ、『さきどり』だよ!」

    ネイティオは『さきどり』によって『ほうでん』を放つ!

    デューク「…ここだ。」
    イツキ「?」
    デューク「前回はここでメリープがまひしてしまった。」
    イツキ「そう、そして今回もきみは同じ行動を取ったんだ!」
    デューク「…そして今回もまひ…か?おめでてーな…」

    バリバリバリ!!!

    激しい雷のような音が響く!!

    どさっ

    倒れたのはネイティオだった。

    イツキ「…くっ!」
    デューク「良く考えたら、まひしたのは偶然。基本的にはこっちに分がある。
    それをいちいち考えたって仕方ない。俺は何も間違ってなかったんだからな…。」
    イツキ「なるほど、それがきみの答えか。だが次はどうかな!行け、ルージュラ!!」
    デューク「おっと、同時に俺もポケモンを入れ替えるぜ。頼む、ヒノアラシ。」
    対峙するヒノアラシとルージュラ。
    イツキ「ルージュラ!『あくまのキッス』だ!!」
    デューク「今度はこっちの方が速かったようだな…『かえんほうしゃ』。」
    『あくまのキッス』を出す隙もなく、ヒノアラシの『かえんほうしゃ』がルージュラを捕らえる!!
    ルージュラは倒れた!
    デューク「真っ黒だな。早いトコポケセン行った方がいいぜ。」

    その後もデュークが先制し、ヤドラン、ナッシー、ネイティオを一撃で沈めていった。

    イツキ「…まいったよ」
    デューク「これが答えかな?お前エスパー関係ねぇじゃん。」
    イツキ「…今日のところはぼくの負けだ。だがその戦い方がどこまで通用するかな?」
    デューク「…まぁ四天王の1人目は捨て駒と相場が決まってるからな。ま、やれるだけやってみるさ。」
    イツキ「き、貴様ぁ!バカにするつもりか!!」
    デューク「いいから早くポケセン行けよ。」

    デュークは第一の部屋をクリアした。
    デューク「PPもったいね。早くチャンピオン様に会いたいぜ。」

    2つ目の扉をくぐると、一面草や木だらけの部屋だった。
    デューク「なんだ…気味が悪いな…つーか、トレーナーが…いない…?」
    ラッキー、進んじゃえ!と、部屋の中ほどまで進んだ瞬間だった。
    ???「ファファファ!!」
    デューク「『ファファファ』!?」
    どこからともなく男が現れた。

    キョウ「拙者は四天王のキョウ!今に生きる忍びよ!」
    デューク「…どこからつっこめばいいんだ…!?」
    キョウ「お主、今戦わずして進もうとしたであろう?」
    デューク「だってPPもったいないじゃん。いなけりゃいないでよかったのに。」
    キョウ「たわけ!そのような者、拙者がここで返り討ちにしてくれる!!力だけでは及ばない、ポケモンの奥深さ、たっぷりと味わうが良い!!」

    キョウはアリアドスを繰り出した!
    デューク「じゃあほい。」
    デュークはヒノアラシを出した。
    キョウ「何!?お、お主さっき先頭はメリープだったではないか!!」
    デューク「えっ」
    キョウ「えっ?」
    デューク「(ああ、イツキの部屋で隠れて見てたのか…それでさっきいなかったのか…)」

    キョウのポケモンはほのおタイプに弱いポケモンがほとんどだったので、キョウはヒノアラシにコテンパンにされた。
    キョウ「ちょっと…え、ヒノアラシ速くない?」
    デューク「え、ヒノアラシは最初からなにげに速いですよ…?」
    キョウ「むむむ………そうだ!」
    キョウは思い出したようにベトベトンを繰り出した。
    キョウ「ファファファ…!こやつならどうだ!ほのおに弱くなければなんとかなる!」
    デューク「んー、ん?じゃあ俺もサンドに入れ替えるかな…」
    キョウ「ベトベトン!まずは『ちいさくなる』だ!!」
    デューク「仕方ない、1ターンラグがあるが…サンド、『あなをほる』!」
    ゴゴゴ…
    サンドは穴を掘ってもぐっていった。
    キョウ「しめたぞ!もう一度『ちいさくなる』で命中率を下げればあとはこっちのものだ!!」
    デューク「うー、まずいな。当たるかな…」
    キョウ「『あなをほる』には2ターンかかるという欠点がある!1度攻撃を外せば大きく遅れることになるのだぁ!!」

    どーん!

    当たった。

    キョウ「ちょっ」

    キョウ「ま、まだまだ!え、残り1匹?いや、最初からこやつに期待しておったのだ!!行くのだ、クロバット!!」
    デューク「(なにこいつうざ…)それならこっちはメリープ!」
    キョウ「え、メリープ…?やめて…」
    デューク「最初メリープ出して欲しそうだったじゃんかwサービスサービスw」

    バリバリバリ!!!!!

    案の定クロバットも『ほうでん』一発で落ちてしまった。

    デューク「なんか…ごめんな…」
    キョウ「グス…いや、わたし…拙者が未熟だっただけのこと…さらに精進するだけよ。」
    デューク「うん、まぁおっさんはまだギリギリ四天王だからさ。元気出せよ。イツキって奴なんかもう四天王ですらないんだぜ。」
    キョウ「うん、ありがとう…お主!次の部屋に進み、自分の実力、試すがいい。
    次の部屋は長年四天王の座を維持し続けているシバ殿の部屋、そう易々とは通れぬぞ!」
    デューク「…おっさん思ったよりいい奴なのな。(弱いけど。)」

    デュークは割と軽々と2つ目の部屋を抜けた。


    第3の部屋。
    デューク「シバって言ったな…こおり、どくと来たら次は…かくとうとかその辺?」
    シバ「ブー!!」
    デューク「あ?」
    シバ「な、なぜオレがかくとう使いだとわかった!!??」
    デューク「あ、あんたがこの部屋の…いやさっきから四天王のセンスがさ。それに知らなくてもあんた見りゃわかるわw」
    シバ「なんだびびらせやがって…てっきりエスパーかと…」
    デューク「エスパーwエスパーはイツキだけで十分でしょw」
    シバ「ん?いやアイツは別にエスパーじゃないよ。エスパーポケモン使ってるだけで普通のトレーナー。」
    デューク「…マジすか?」

    現れたのは筋骨隆々の男だった。
    なんの前フリもなく見たらちょっと近寄り難いくらいの筋肉の固まりだ。
    しかしエセエスパー仮面と忍者コスプレのヘタレいい人の後に出てこられても大して恐くはない。

    デューク「どうせ肉じゅばんかなんかでしょ、それw」
    それを聞くと、シバはニヤリと笑って脇にあった岩を素手で粉砕した。
    デューク「トリックだ…」
    シバ「オレはここでいつも限界まで鍛えている。10年以上もこうして修行を積んできたんだ。」
    デューク「ああ、そういえばさっきのキョウさんが、あんたは随分長いこと四天王やってるって言ってたな。」
    シバ「そうさ、オレはずっと四天王の座を維持してきた男。そんなオレに敵うと思うか?」
    デューク「でもさ…そんなにいて1度もチャンピオンにはなってないんだよね…?」
    シバ「!!」
    その一言で空気が変わった。
    デュークは触れてはいけないものに触れてしまったらしい。
    シバは下を向いたままわなわなと震えていた。
    シバ「…貴様…恐れはないようだな…いい度胸をしている。それでこそ戦うに相応しい。
    貴様名はなんと言う…?」
    デューク「通りすがりのポケモントレーナー、デュークだ。覚えておけ。」
    シバ「いくぞデューク…オレたちのハイパーパワー、受けてみるがいい!!ウゥゥゥゥ…ハァァァァァっっっ!!!!!」
    デューク「す…すげぇ気だ…オラなんだかワクワクしてきたぞ!!」

    シバは今にもリアルファイトを始めそうな気迫でカポエラーを繰り出した。
    デュークはかくとうタイプを読み、ヨルノズクを出した。

    シバ「ほう、ひこうタイプのポケモンか…確かにかくとうタイプはひこうに弱い…だがどうかな?」
    デューク「問答無用!ヨルノズク!『そらをとぶ』攻撃!!」
    ヨルノズクが天高く舞い上がる。
    シバ「何!!」
    シバの読みははずれ、カポエラーのカウンターは外れた。
    デューク「おっと、危ない危ない…」
    シバ「ぬぅ、仕方がない、カポエラー、『あなをほる』で地中に潜れ!!」
    デューク「いや、逃がさない!!」
    急降下してきたヨルノズクの一撃が、カポエラーにヒットし、カポエラーは倒れた。
    シバ「…なかなかやるな…だが私がキョウのように簡単にやられると思うな…」
    デューク「(え、この人も見てたの…?)」
    シバ「イワークなら…イワークならきっとなんとかしてくれる!」
    シバはイワークを繰り出した!!
    デューク「チコリータ、よろしく。」
    チコリータ「キエー!!」
    シバ・イワーク「…」
    シバ「なぁに、ひるむな、やれ!やれー!!」

    どーん

    チコリータのマジカルリーフがイワークを粉々に粉砕した。

    シバ「そんな…めちゃくちゃだ…」
    デューク「すまん、やりすぎた。まぁポケセンならなんとかしてくれるだろw」
    シバ「…おのれ…やむを得まい…オレを本気にさせたことを後悔するがいい…!!」
    シバはエビワラーを繰り出した!!
    デューク「なんだ、またかくとうに戻ったのか。また頼むぜ、ヨルノズク。」
    ヨルノズクとエビワラーはしばらくにらみ合った。
    静寂を破ったのはシバだった。
    シバ「エビワラー!!!!『かみなりパンチ』だぁ!!!!!!」
    デューク「!!」
    エビワラーがすごいスピードでヨルノズクに殴りかかった。

    ゴッ!!!!

    ビリビリ…バチバチ…

    シバ「やったか…?」

    エビワラーの表情には少しの緩みもなかった。
    エビワラーの拳はヨルノズクの背後にあった岩に当たっていた。

    デューク「あぶねー…また『そらをとぶ』に助けられたぜ…」
    シバ「ぐぐぐ…『かみなりパンチ』でも捉えられぬか…
    (だが次のターン、奴の攻撃をかわすか受けきるかすれば、『かみなりパンチ』で確実にしとめられる…)
    次こそは必ず当てるぞ!」
    デューク「いや、次はねーよ…」

    ズッ

    どさっ

    シバ「!!」

    エビワラーは既に倒れ、地に伏していた。
    デューク「遅ぇな…つかしゃべりすぎだろ常識的に考えて。」

    シバのカポエラー、イワーク、エビワラーは倒れた。
    残るポケモンは2匹…

    シバ「…なるほど…こいつは…」
    デューク「観念したか?」
    シバ「いや、オレたちは最後まで諦めない!!いけ、カイリキー!!」
    シバはカイリキーを繰り出した。
    デューク「懲りないねぇ…ヨルノズク、あと少し頼むわ。」
    ヨルノズクはやれやれといった表情を浮かべて再び空へと飛び上がった。

    ニヤリ…

    シバが不適な笑みを浮かべる…

    シバ「かかったな、デューク!!この時を待っていたぞ!!」
    デューク「…?」
    シバ「カイリキー、オレたちが厳しい修行の末編み出したわざ、今こそ見せてやろうじゃないか!!」
    カイリキーは四本の腕で辺りの岩を上空へと投げまくった。
    デューク「なんだっ!?」
    シバ「ははははは!!!これが必殺のひこう封じ、『いわなだれ』だ!!!!!」

    ガガガガガガガガ!!!!!!!!!

    ズズズズズズズン!

    上空へと投げられた岩が次々に地面に叩き付けられる。
    その中に紛れてヨルノズクも落下した。

    デューク「バカなっ、俺のパーティで最も丈夫なヨルノズクがやられた!?」
    シバ「かくとうタイプのポケモンが覚えるのはかくとうわざだけではない!『いわなだれ』はいわタイプのわざ!しかも相手が『そらをとぶ』中でも攻撃が当たるのだ!!」
    デューク「いわタイプ…なるほど、これはやられたぜ。どうしてもっと早くそのわざを出さなかった…?」
    シバ「お前のヨルノズクがエビワラーのパンチで捉えられなかったのは予想外だったのだ。このわざを出させただけでもお前はとんでもない奴だ。」
    デューク「おっと…一発いいのが入ったからって急に上から目線か?状況的には追い詰められてるのはお前の方なんだぜ…」

    内心デュークは焦っていた。
    かくとうタイプの弱点はひこうとエスパー。
    デュークのパーティでは、どちらもヨルノズクの役割だったのだ。
    デューク「へへ…やっぱりケーシィでも育てときゃ良かったかな…」

    シバ「どうしたデューク!次のポケモンを出せなければお前の負けだぞ!!」
    デューク「わかってるよ、ちょっと待ってろ。」
    迷った結果、デュークはサンドを繰り出した。
    デューク「待たせたな。」
    シバ「そいつはサンド…だな?ひこう技もエスパー技も使えないはずだが…まぁいい。続けるぞ!」
    デューク「あー…えと…か、『かいりき』!!」
    シバ「はは、カイリキーを相手に『かいりき』とはなかなか洒落ているな!もう勝負を諦めたのか!?
    カイリキー、『いわなだれ』で迎え撃て!!」
    カイリキーは再び岩を投げ上げた。

    ガガガガガガガガ!!!!!!!!

    ズズズズズズズン!

    土ぼこりが舞う…

    シバ「決まったか…?」
    デューク「…いや…」

    土ぼこりが晴れてきた…

    サンドもカイリキーも立っている!!

    シバ「どうしたことだ!」
    デューク「『いわなだれ』は当たらなかったのさ…しかしサンドの『かいりき』は当たった…」
    シバ「カイリキー、大丈夫か!?」
    カイリキーはかなりダメージを受けていた。
    デューク「サンド、もう一度『かいりき』!」
    シバ「…カイリキー、『リベンジ』だ!!!!」

    サンドとカイリキーが互いに走り寄っていく!!





    カイリキーは倒れた。

    シバ「…まさかサンドにやられるとは思わなかったよ…」
    デューク「まぁ確かになw」
    サンドが怒っている。

    シバ「次がオレの最後のポケモンだ…ゆけ!サワムラー!!」
    デューク「やっぱりな…残りはサワムラーしかねぇと思ってたぜ。」
    シバ「サワムラー!『いつもの』!!」
    デューク「はぁ!?そんなのアリか!!??」
    シバ「わざ名を叫ばなくてはならないというルールはない!これはトレーナーとポケモンの信頼がなければ成り立たない高等戦術だ!!」
    デューク「ちっ、何が高等戦術だよ…よぉしサンド、こっちも『アレ』でいくぜ!!!!」
    サンドは突然振られて困惑した!!
    シバ「ははっ、サンドが困っているぞ!」
    デューク「だー!何やってんだ!アレだよアーレー!!」
    シバ「スキありぃぃぃぃぃ!!!!」
    サワムラーの『とびひざげり』!!

    ガッ!!!!!

    ドゴッ!!

    サワムラーの『とびひざげり』は決まらなかった。サワムラーが勢い余って地面に激突してダメージを受けた。
    サワムラーはサンドを探してきょろきょろしている。

    シバ「…やられた…」
    デューク「キョウのところで見なかったか?『あなをほる』。サンドの唯一のじめんわざなんだが…
    『とびひざげり』を利用させてもらったぜ。」
    シバ「そこまで読まれていたとは…さっきの困惑も演技だったのか…」
    デューク「サンドは役者なんよ。さて、あんたの次の命令は?俺はこのターン命令は出せないんだが…」
    シバ「…俺が何をしても地面の下のサンドは止まらない…オレの負けだ。」

    ゴッ!!

    サンドの『あなをほる』攻撃がサワムラーに当たり、サワムラーは倒れた。

    シバ「ちょw負けを認めたのにひどいww」
    デューク「だってお前最後まで諦めないんだろ?w」
    シバ「まぁいい…負けたオレに何も言う資格はない。行け。」
    デューク「なかなかいい勝負だったぜ。イワークのこと…」
    シバ「気にするな、これからすぐにポケセンに行く。なぁに、イワークもオレと修行をしてきたんだ、これくらいで死ぬような奴じゃないさ。」
    デューク「ですよねーw」
    シバ「少しは気にしろ。」

    デュークは3人目の四天王を倒した。

    いよいよ四天王最後の部屋だ。

    扉をくぐると、部屋は薄暗い。

    部屋の真ん中に人がいる。あれが最後の四天王か…

    デューク「おい…」
    カリン「あら、ここまで辿り着いたの!?」
    最後の四天王は女トレーナーのようだ。
    カリン「シバは?シバはどうしたの!?」
    デューク「倒した。」
    カリン「信じられない…シバがあたくしとチャンピオン以外にやられるなんて…まぁ筋肉バカだし仕方ないか…」
    デューク「ちょwつか他にも2人くらいいた気がするぞw」
    カリン「あー、確かに数合わせがいたわね…」
    デューク「お前ひどい奴だなwwだがお前とは気が合いそうだぜwww」
    カリン「ひどい奴?おもしろいことを言うわね…
    当然よ、あたくしは四天王のカリン。あたくしが愛してるのは悪タイプのポケモンなんだから!
    強いしカッコイイし、最高でしょ?」
    デューク「あー…(何、もしかして厨二病?)すまん、前言撤回。」
    カリン「いいのよ、あたくしだって悪なの!ひどい女なのよ!!」
    デューク「いや、そっちじゃなくて…」
    カリン「?まぁいいわ、がんばってあたくしを楽しませてね!じゃ、はじめましょ!」
    デューク「あっちょ…待って。」
    カリン「何!?」
    デュークはヨルノズクにげんきのかけらを使い、さらにすごいきずぐすりを使った。

    デューク「すまん、え、どこまで話したっけ?」
    カリン「もう話すことは何もないわ!!いくわよ!!」

    カリンはブラッキーを繰り出した。
    デュークはあくタイプのポケモンを見てここではじめてシバからかくとうタイプのポケモンをかっぱらってこなかったことを後悔した。
    デューク「あく…かぁ…参ったねw」
    とりあえず唯一のかくとうわざを持つサンドを出してみた。
    カリン「サンド…珍しいポケモンね。」
    デューク「いや、別に珍しくはないけどねwここにいたらあんまり見ないだろうけど。
    まぁいいや。さぁ、お前の罪を数えろ。」

    デュークは試しに『いわくだき』を使ってみたが、あまりダメージは与えられなかった。
    仕方なく『かいりき』を使ったらこっちの方がよっぽど強かったので、ステータスってすごいな、と思った。
    カリンは『かいりき』で想像以上のダメージを受けたため、急いでラフレシアと入れ替えた。
    デュークはチャンスとばかりにヒノアラシを出し、ラフレシアを燃やした。
    結局、デュークはあく以外のタイプの弱点を突いて、戦いに勝利した。

    デューク「(なんだ、キョウとあんまり変わらない…)」
    カリン「…強いポケモン、弱いポケモン。そんなの人の勝手。
    本当に強いトレーナーなら好きなポケモンで勝てるようにがんばるべき。
    いいわよ、あなた。大事なことわかってるわね。」
    デューク「何言い出したんだ…お前さっきまで最強厨みたいなこと言ってたじゃないかw」
    カリンは目をうるうるさせている。こういう女は泣かすと面倒なのでデュークは自重した。
    カリン「なによ!人がせっかくいいこと言おうと思ったのに…あんたなんかさっさと次に進みなさいよ!」

    デュークは無理矢理部屋から追い出された。
    デューク「四天王…こうなってみると大したことなかったな…シバは思ったより強かったが…
    さて、エスパー、どく、かくとう、あくの次は一体なんだ?チャンピオンってくらいだから、オールラウンダーか?」

    今までの部屋とは比べ物にならないくらい大きな部屋だった。
    デューク「おいおい、なんだこの部屋…」
    奥の方に人の気配がする。
    近づくに連れて、デュークはその様子を少しずつ捉えていく。
    デューク「赤髪…」
    デュークは嫌な予感がした。今までに何人か赤い髪の男を見た。
    1人はヤス。だがアイツはどうでも良かった。
    大切なのはもう1人。
    一歩一歩と足を進めていくデューク。やがて予感が目の前に現実として現れる。

    「待っていたよ、デュークくん!!」

    デュークは頭を抱えた。
    やっぱりあいつだ。
    今まで出会った中で一番面倒臭い奴。
    そう、ドラゴン使いのワタルだ。

    ワタル「きみの実力ならいずれここまで来ることはわかっていた。」
    デューク「まぁ、ロケット団の時もほとんど俺が倒しましたしね…あんたが倒したの下っ端一人とマルマインだけだろw」
    ワタル「何を言う!あの時俺があげた『うずしお』役に立ったろ!?」
    デューク「あぁ、まぁ…うん。うん?いやあれ使ったのお前んちだろ!!なら『うずしお』じゃなくてライジングバッジよこせよ!!」
    ワタル「…何も言うことはない!ただどちらが強いか戦って決めるだけ!!」
    デューク「話を逸らすな!おいこら!!」
    ワタル「最強のトレーナーとして、リーグチャンピオンとして…ドラゴン使いのワタル、いざ、マリル!!」
    デューク「最後今噛んだろ!!くそー、ドラゴン使い?あー…とりあえず行け、メリープっ!!」

    ワタルが繰り出したのは体長6、7メートルはあろうかという大きな龍。ギャラドスだ。

    デューク「え、そいつドラゴンタイプじゃないよな…?」
    ワタル「う、うるさい!!ギャラドス、『たきのぼり』だ!!」
    デューク「え、のぼって龍になったんじゃないの?」
    ワタル「ええい、いちいちうるさいな!きみも指示を出せよ!!」
    デューク「ああ、そうか。んー、じゃあとりあえず『ほうでん』!!」

    『たきのぼり』がメリープに直撃した!
    メリープはかなり体力を削られたが、なんとか立っている。
    メリープの反撃!全身の電気を放出した!!

    バリバリバリ!!!!

    ギャラドス「ギャアアアアアアアア」

    ワタル「…水飛行ってなんですか…」

    ギャラドスは倒れた。

    デューク「よっしゃ、先に1匹倒したぜ!!」
    ワタル「どうしてもやるのか…」
    一瞬何を言っているのか分からなかった。
    デューク「あー?今更何言ってんだ?」
    ワタル「後悔するぞ…」

    ワタルはカイリューを繰り出した。

    明らかに今までのポケモンとは違ったオーラを放っている。

    デューク「カイ…リュー…」
    ワタル「きみはメリープのままでいいのかい?」
    デュークは慌ててメリープを戻す。
    デューク「(落ち着け!ドラゴンなんて一度フスベで相手してるだろ!!ドラゴンタイプには…)
    ワニノコ先生、お願いします!!」
    ワニノコ「キエエエエエエ!!!」
    ワタル「おやおや、あの時のワニノコじゃないか。まだ進化させていなかったのかい?」
    デューク「まだ進化させてないんじゃない…ずっと進化させるつもりはないんだ!!」
    ワニノコ「(いや、進化させろよ…B押すなよ…)」
    ワタル「ワニノコか…ドラゴンにはこおりということか。だがあの『こおりのキバ』がカイリューに通用するとは思えないな…」
    デューク「だぁれが『こおりのキバ』だっつった…?」
    ワタル「何?」
    デューク「ワニノコ先生!!『ふぶき』!お願いします!!」
    ワニノコ「(しょうがねぇなぁ…)」
    ワタル「(『ふぶき』…いつの間に?)カイリュー、『げきりん』だ!」

    ワニノコが『ふぶき』を使う。
    あたり一面に吹雪を起こす!!

    ゴオオオォォォォォォ

    ガガッ!!!!

    カイリューに攻撃が当たった!!
    デューク「ナイスな手ごたえ!」
    ワタル「…」

    『ふぶき』はカイリューの体力を3/4ほど削ったが、一撃で倒すことは出来なかった。
    デューク「どうして!!」
    ワタル「カイリューはとくぼうが高く、ワニノコはとくこうがそれほど高くない。当然といえば当然だな。」
    カイリューは持っていたきのみで体力を回復した。
    ワタル「今度はこっちの番だぞ…『げきりん』だ、食らえ!!」

    ドガガガッ!!

    ワニノコ「…きゅう…」
    デューク「ワニノコ先生!!」
    ワタル「特殊の低いポケモンだ…仕方あるまい。さあ、次だ。」
    デューク「…サンド…サンド、行きまーす!!」

    デュークはサンドを出した。
    サンドにしてみれば非常に迷惑な話だ。
    サンド「(いや、無理でしょ…何をしろと…)」
    デューク「サンド、『かいりき』!!」
    サンド「(マジかよ…)」
    ワタル「『かいりき』か…一応打撃を選んだようだが…どちらにしても…だな。」
    カイリューの体力は1/4程度になった。
    カイリューの『げきりん』によって、サンドはダメージを受ける。
    ワタル「ほう、一応耐えたようだな。だが1ターン耐えたところで…」
    デューク「…気付かんか?1ターン耐えることが大事なんじゃねーか…」
    ワタル「何を…?ハッ!カイリュー!?」
    カイリュー「??????」
    デューク「こんらん…『げきりん』による副作用みたいなもんだ。お前が知らないはずないよな?」
    ワタル「…くっ、当然だ…(最近はずっと一撃で仕留めて来たから忘れてたが…)」

    デューク「さーて、俺はこのスキに…」
    デュークはワニノコにげんきのかけらを使った。
    カイリューはわけもわからず自分を攻撃。自らの攻撃によって戦闘不能となった。
    デューク「儲け儲けw」

    ワタル「ふざけやがって…行け!カイリューだ!!」
    デューク「2匹も…冗談きついぜ…。ヒノアラシ、頼むわ。」
    ワタル「?」
    デューク「こいつもなかなかやるやつなんよ。」
    ワタル「カイリュー、『はかいこうせん』!!」
    デューク「『ふんか』。」

    ドガガ!!

    お互いにダメージを受けた!

    デューク「ふぅ、そこそこ当たったな。」
    ワタル「(よく見えなかったが、ヒノアラシの方が速かった…?まさかな…)
    このターン、カイリューは攻撃の反動で動けない。」
    デューク「ですよねwじゃ、遠慮なく…『かえんほうしゃ』!!」
    カイリューの体力は残りわずかとなった。
    デューク「これはやれるべ。ヒノアラシはカイリューより先に動ける速さを持ってる…
    いけ、『かえんほうしゃ』!!」

    ゴォォォォォォ!!!!

    ワタル「待て待てぇい!!」
    デューク「!?」
    ワタルはカイリューを引っ込めた。
    ワタル「いけ、プテラ!!」
    プテラ「ギャース!」

    ゴォォォォ!!

    プテラ「…!…?」
    ワタル「プテラ、すまんな。だがプテラはほのおタイプの攻撃に抵抗力がある。残念だったな、デュークくん。」
    デューク「…おぉ。やるじゃん。」
    ワタル「参ったね…これでもチャンピオンなんだぜ…プテラ、『いわなだれ』!!」
    デューク「そう来ると思ったぜ。交代だ!たのむ、メリープ!!」

    ガガガガガガ!!!!

    ズズズズズズン!

    『いわなだれ』がメリープを襲う。
    デューク「耐えてくれメリープ!!」
    メリープ「…きゅう…」
    ワタル「残念だったな!まぁメリープでは無傷の状態でも耐えられなかっただろう。きみの判断ミスだな!」
    デューク「先生!『なみのり』!お願いします!!」

    ザザー!

    どーん

    ワタル「な!プ、プテラー!!」
    デューク「瞬殺b」
    ワタル「おのれぇ!カイリュー!!やれ!!」
    デューク「ん?何??体力が満タン…!?どういう…(まさか…3匹目なのか…!?)」
    デューク「先生、ふぶ…」

    バリバリバリ!!!!!!

    ドドドーン!!!!!!!

    ワニノコ「…きゅう…」
    ワタル「『かみなり』だ…」
    デューク「まずい…もうほとんど体力が残ってるポケモンがいない…
    いや、いるにはいるが…使ってみるか…?
    ヨルノズク!!」
    ワタル「『かみなり』」

    バリーン!

    デューク「ですよね…」

    デューク手持ち
    ・チコリータ ほぼひんし
    ・ヒノアラシ 1/4くらい
    ・ワニノコ ひんし
    ・ヨルノズク ひんし
    ・サンド 半分くらい
    ・メリープ ひんし

    ワタル手持ち
    ・ギャラドス ひんし
    ・カイリュー ひんし
    ・カイリュー ほぼひんし
    ・プテラ ひんし
    ・??? 100%
    ・カイリュー 100%

    デューク「ヒノアラシー!!」
    ワタル「ヒノアラシか、さっきはどうも。素早さも攻撃力もなかなかのものだ。」
    デューク「『かえんほうしゃ』!!」
    ワタル「しかしその体力でカイリューと渡り合えるのかな?『ドラゴンダイブ』!!」
    ヒノアラシの『かえんほうしゃ』がカイリューにヒットし、さらにやけど状態にする!
    一方、カイリューの『ドラゴンダイブ』は失敗!!
    ワタル「…なかなか運がいいじゃないか…」
    デューク「へへ、おかげさまで…」
    ワタル「だがそんな運任せの戦い方で何度も成功するかな?
    もう一度『ドラゴンダイブ』!!」
    デューク「すごいきずぐすりだ!!」
    ヒノアラシの体力が満タンになったり減らされたり、このやり取りを3回ほど繰り返した。

    ワタル「ついに2匹目のカイリューが倒れた…まさかやけど待ちですごいきずぐすりを連打してくるとはね…予想外だ。」
    デューク「そんなことより残りの1匹、さっさと見せてくれよ…」
    ワタル「いいだろう!まだ1度も見せていないポケモンはこれだ!!」
    リザードン「ギャース」
    デューク「リザードン…!!って、こいつもドラゴンじゃないよね…?」
    ワタル「まだ言うのか…」
    デューク「リザードンにはでんきわざが効くはず!行け、メリープ!!」
    ワタル「体力がないようだが…」
    デューク「先に当てれば問題ない!!『かみなり』だ!!」

    リザードンのエアスラッシュ!!
    メリープは倒れた。

    デューク「ですよね…」

    残り手持ち
    デューク
    ・チコリータ ほぼひんし
    ・ヒノアラシ 半分くらい
    ・サンド 半分くらい

    ワタル
    ・リザードン 100%
    ・カイリュー ほぼひんし

    デューク「チコリータ、時間を…時間を稼げ!!」
    ワタル「…?『ほのおのキバ』」
    デューク「これが最後の…げんきのかけら!」
    ワタル「は?」
    デューク「対象はワニノコ先生だ!!」
    チコリータは倒れた。
    デューク「チコリータ…よくやってくれた。」
    ワタル「(チコリータを犠牲にしてワニノコを生き返らせたか…だがそれでも…)」
    デューク「いけ、ヒノアラシ!!」
    ワタル「ヒノアラシ!?ワニノコではないのか!?」
    デューク「すごいきずぐすり…対象はワニノコだ…。」
    ワタル「デュークくん・・・仲間を犠牲にしてまで…その戦い方…あまり関心しないな…
    リザードン、『エアスラッシュ』!!」

    ズバッ!!

    ヒノアラシ「…きゅう…」
    デューク「…」
    ワタル「さぁ、ワニノコは万全だろ、出して来いよ。」
    デューク「ワニノコ、頼むぞ。」

    デュークはワニノコを出した。
    ワタル「俺は負けないぞ!!リザードン、『エアスラッシュ』!!」
    デューク「耐えてくれ、ワニノコ!」

    ズバッ!!

    ワニノコはなんとか立っている。
    デューク「今度はこっちの番だ!ワニノコ!『なみのり』だ!!」

    ザザー!!

    どーん

    リザードンは倒れた。

    手持ち
    デューク
    ・ワニノコ ほぼひんし
    ・サンド 半分くらい
    ワタル
    ・カイリュー ほぼひんし

    ワタル「…デュークくん、いよいよこの戦いも終盤だ。」
    デューク「ああ…」
    ワタル「…俺はきみを買いかぶりすぎていたのかも知れないな。」
    デューク「…かもな。」
    ワタル「もう俺のポケモンはこのカイリューだけだ。きみはどいつを使うんだい?」
    デューク「もちろん…このままだ。」

    デュークはワニノコを、ワタルはカイリューを立てている。

    デューク・ワタル「…」

    デューク「ワニノコ!『ふぶき』!!」
    ワタル「カイリュー!『かみなり』!!」

    ゴォォォォォォ!!!!

    バリバリバリバリ!!!!!!

    どーん



    『かみなり』に撃たれたワニノコは倒れた。
    一方、カイリュー。ワニノコの『ふぶき』は外れていた。

    デューク「そんな…」
    ワタル「分かるか…これがトレーナーとポケモンの信頼の力だ。
    きみはポケモンをまるで生け贄にでも捧げるかのように次々に犠牲にした。その報いがこれさ。」
    デューク「…」
    ワタル「これで最後だな…カイリュー!サンドに『はかいこうせん』だ!!」

    ゴォォォォォォォォ!!!!

    ワタル「さぁ、何か指示を出せ!それとも負けを認めるか!?」
    デューク「……まり…」
    ワタル「!…なんだって?」
    デューク「げんきの…かたまりだ!!!!」

    キュゥゥゥゥゥゥン!!!!!!

    ワタル「…なっ!!」

    キラッ!!

    ワニノコ「…ガァァァァ(おいーっす)…」

    『はかいこうせん』に吹き飛ばされて、サンドが倒れる。

    ワニノコ「…」

    ワタル「…今更ワニノコを蘇えらせたところでもう遅い!こっちには『かみなり』がある!!俺の勝ちだ!!」

    デューク「…ワニノコ…」
    ワニノコは静かにうなずいた。

    ワタル「まだ分からんのか!?なら教えてやる!!行くぞ、カイリュー!!『かみなり』だ!!!!」

    しかしカイリューは『はかいこうせん』の反動で動けなかった!!

    ワタル「くそっ、こんな時に!!」

    ワニノコが攻撃を繰り出そうとしている。
    デューク「ワニノコ!!『ふぶき』だ!!!!」

    ゴォォォォォォォ!!!!!

    ワタル「…ふっ…はははは!!『ふぶき』…『ふぶき』だって?
    さっきもやったろ、それは!ワニノコの『ふぶき』ではカイリューの体力を削りきることはできない!!!!」
    デューク「…黙って見てろ…」

    ガッ!!!!

    カイリューの体力が削られる…しかし半分しか削れない!!

    ワタル「見ろ!!これで俺の勝ちだろう!!違うか、デュークくん!!」
    デューク「…いや、俺の勝ちだ…よく見ろ。」
    ワタル「何ぃ?」

    ピキーン

    ワタル「…!!これは…こお…り…?」

    デューク「『ふぶき』で凍っちまったのさ。このターンも、カイリューは動けない。」

    ワタル「そんな…馬鹿な!!俺たちの信頼が…俺が…負けた!!」

    デューク「…ああ、あんたの負けさ。」


    戦いは終わった…。

    デュークはポケモンリーグを制覇し、新たなチャンピオンとなった!!

    ???「見事な戦いじゃったぞ!!」

    デューク・ワタル「!?」

    オーキド「ワシじゃ、オーキドじゃよ!」
    デューク「ああ、ポケモン図鑑の…」
    ワタル「オーキド博士…デュークをご存知で!?」
    オーキド「もちろんじゃ!デュークくんのポケモン図鑑はワシが頼んで作ってもらってるんじゃからな!」
    ワタル「…そうだったんですか…」
    オーキド「デュークくん、チャンピオンおめでとう!きみならできると思っていたよ。」
    デューク「…本当かよ…うそくせぇ〜…」
    ワタル「な、なんてことを言うんだ!!オーキド博士はポケモン研究の権威…とっても偉い人なんだぞ!!」
    オーキド「まぁまぁワタルくん…いいんじゃいいんじゃ。それより…
    ワタルくん、きみはデュークくんの戦い方が気に入らなかったようじゃな。」
    ワタル「…」
    オーキド「じゃが、わしはこう思う。デュークくんの戦い方はポケモンとの信頼がなければできんと。
    やけどを負わせてきずぐすりで耐えるなど、なかなかおもしろい戦い方じゃないか。
    最後にカイリューがこおりづけにされたのも、きみの理屈では信頼の結果ということになるんじゃないのかな?」
    ワタル「…わかっています…本当はわかっているんですよ…。でなけりゃ俺が負けるはずありませんから!
    デュークくん、変なことを言ってすまなかったね。だがもう大丈夫だ。
    素晴らしい新たなチャンピオンの誕生を、心から祝福しよう。
    この場に立ち会えた事を光栄に思うよ。」

    クルミ「…あ、あの!」

    デューク・ワタル「ん?」

    クルミ「新チャンピオン誕生のインタビューをしたいのですが…
    えと…まずは…」

    ワタル「デュークくん、ちょっといいかな。」
    デューク「?」

    クルミ「ちょ…インタビュー…」
    オーキド「諦めなさい…」


    -ポケモンリーグ最深部-

    デューク「ここは?」
    ワタル「歴代のチャンピオンの栄光を、永遠に記録しておく場所さ。
    きみは新たなチャンピオンとなった。今ここに、きみとポケモンたちの栄光を記録しよう。」
    デューク「殿堂入りってやつか。」
    ワタル「そのとおり!!」

    デュークは手持ちのポケモンたちの入ったボールを機械に収めた。

    ワタル「いいかい?記録するよ?」
    デューク「ああ…」




    第1回殿堂入り 2009/9/28
    メリープ LV55
    チコリータ LV54
    ヒノアラシ LV56
    ワニノコ LV60
    サンド VL55
    ヨルノズク LV56



    ポケットモンスターハートゴールド 〜デューク・リーグ挑戦編その2〜

    おわり


    うー、凄く長くなってしまいました(^_^;

    やっぱりバトル部分は省略した方が良かったですね…
    最後のワタル戦なんかは結構曖昧だったんで脚色してる部分もあります。

    ま、ともかく一回目の殿堂入りを果たしました。

    これからカントー地方へ…

    行く前に。

    昨日は灯台の2階にいるジェントルマンのカーネルをぼこってましたw

    カーネルに勝つと8400円もらえるんですが、おまもりこばんやこううんのおこうを使うとお金が倍もらえるんですね。
    で、勝つと16800円もらえることになるんですが…
    カーネルじいさんはサンダース…ではなくヨルノズク1匹しか連れていないので、1回の対戦に1分くらいしかかからないんです。

    1、灯台の1階でカーネルに電話
    2、カーネルに話しかける
    3、戦う
    4、1階に下りる
    5、1に戻る

    この繰り返しをするだけ。
    すると、1分で16800円もらえる。
    ノンストップでやると、1時間(60分)で1008000円もらえて、まぁ時給約100万円ですね。
    主人公よりカーネルがすげぇよw

    おこづかいの最大金額は99万9999円なので、1時間で満タンになると。
    それをオカンに預けれてまた1時間がんばれば、貯金と手持ちで200万。
    これだけあれば自転車だって買えそうな気分でしょ。
    もうね、タウリンとかブロムヘキシンとか買いまくりですよ。
    まぁその辺欲しかったらカーネルみたいなので対戦後にドーピングアイテムくれる奴がいるのでそいつ狙ってもいいと思うんですが。

    再戦できるトレーナーは曜日と時間できまってるので、DSの時計でもいじってくださいよってことです。


    うん。タイトルはそういう意味でしたとさw


    最後に、なんですが。
    これ最後まで読んだ人はそれはそれで結構やばいと思いますw


    おわし

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    posted by デューク at 04:22| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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