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    2006年06月22日

    道徳のお時間

    2ちゃんねるが何故叩かれるのかちょっとわかった気がする…
    もちろん全部が全部そうというわけではないけど、往々にして2ちゃんねるには前向きな意見がない。後ろ向きな批判多数。
    これはおもしろい経験ができた。
     
    遊戯、東方、イトケン(伊藤賢治さん)の3つの関連スレッドを覗くとどれも批判や叩きのオンパレード。
    でもこれはこれでいいんだと思う。みんなわかってて利用してるんだしね。
    問題は外ですよ。
    まぁこれは俺が心配することじゃないんだけども、2ちゃんねるでは許されることでもリアルでは許されないことが沢山ある。無意味な批判なんてそれでしょ。
    もちろん前向きに働く意見はいいと思うんだけど、「○○は糞」とかそういうまるで発展性のないものは現実では許されない。ただウザがられるだけ。
    これわかってるのかな?って思うんですよね。これ区別できてないと人間どんどん低レベルになっていきますからね。そんなに自分の周りの雰囲気悪くしてもしょうがない。
    まぁたぶん匿名だからつい調子こいちゃうネット弁慶ならぬ「2ちゃん弁慶」なんでしょうけどね。
    しかしなんですね、匿名というのはあまり感心しませんよね。
    俺はこうしてブログで自分を表現しているわけで、本名ではないけど『デューク』っていうネット社会でのもうひとつの名前があることでここに書いてる文章に対して責任があるんだよね。
    やっぱり責任があって初めて文章には力があるんだと思います。
    ここに書いていることはすべて『デュークの意見』、『デュークの意志』なんです。
    責任があれば適当なことはそうそう書けない。
    『自分』が存在してそれを不特定多数の人が見る場所で表現する。それが表現の基本だと俺は思いますけどね・・・
     
     
    で、まぁ関連して具体的な内容。遊戯のことね。
    ま、本スレって呼ばれてるスレッドでは遊戯王OCGに関する一般的な話題を書き込むところなのね。でまぁそこでずっとやってるのが「ファンデッキとガチデッキの抗争」これ。
    最初の頃はガチ勢が中心で、『スタン厨』とかいう言葉は無視されてきたんだけど、途中で勘違いした人がテンプレに載せちゃった頃から本スレの流れが変わってきたのね。
    本来本スレは『一般的な話題』を取り上げなければならないはずなのに、住人は『ファンデッキ愛好家』ばかりでしかもガチ批判ばかりしている連中になってしまったんですね。
    それはおかしいよね?
    それじゃ本スレがファンデッキスレになってるもんね?(ファンスレは別にあるっちゃあるんですが)
    もちろんファンデッキの話題で盛り上がるのは大いに結構。ファンデッキを楽しむ余裕のない人はぜひファンデッキの楽しさを知ってもらいたいですが、それは遊戯王の楽しみ方のひとつであって全てではない。
    どうしてガチとかファンとかにこだわるんでしょうね?せっかくファンデッキもガチデッキと対等に戦えるような環境になってきたんだからもっと視野を広く持とうよ!
    遊戯王の世界っていつもそうだよ。常に自分と違う価値観を否定して完全に内輪で固まる。これじゃ十分楽しんでるとは言えないよ。
    ガチデッキ使いでファンデッキは使わない!って決めてたって構わないし、逆にガチデッキは使わないっていう信念を持っててもいいと思う。他にも、『このカードは嫌いだから使わない』とか『これは特別思い入れのあるカードだから絶対にデッキから外さない』とかあっていい。その気持ちは捨てる必要はない。でもそれは自分の中で終わらなきゃいけない。ガチデッキを使ってるプレイヤーに『ガチデッキなんかつまんねーじゃん』なんて言ったりファンデッキ使ってる人に『ファンデッキなんて弱ぇよ!』なんて言ったりするのはTCGプレイヤー以前に人間のマナーの問題。
    俺はどちらかと言えばいろんなデッキを使うよりもプレイングを競うデュエルを好むタイプだけど、ファンデッキ使いの人はいろんなデッキを使ったり好きなデッキを練りこんだりしていてプレイヤーとしてすごく尊敬できると思うし、自分もそんじょそこらのプレイヤーよりいろんなデッキを作ってきた自信がある。最近はだいぶ愚痴っぽくなってきてしまったけど、割と最強級にこのゲームを楽しんできたと思う。
    ま、そんな俺にも許せないものがあって、決まるか決まらないかだけの1killだけは受け付けないんだけど、それだって結構前向きに考えてるつもり。諦めたりしないで勝つ方法を考えてる。
    でも1killってやられるとやっぱり面白くないから楽しむことだけを目的としてるプレイヤーからすればちょっと耐え難いかもね…きっと1killはソコが問題なんだろうね。
    俺は普段のデュエルは内容が楽しければ勝ち負けは関係ないと思うし、大会とかでも本当に楽しいデュエルができれば負けても構わないと思う。逆に言えば、大会なら相手も勝ちに来るのは当然だから(相手が1killで)内容がつまらなくても勝てればまぁいいと思ってる。自分から進んでつまらないデュエルをするつもりはないけど。
    さすがにフリーで1killして得意げになる人とか態度が常軌を逸してる人とかは勘弁だけどね。
     
    これって要するにアニメで今盛んに言われてる「相手をリスペクトする心」ってやつかな?
    相手が事故ってて一方的に殴り勝っちゃったときとかは勝ってよかったと思う反面、相手のデッキがどんなものなのか十分に知ることが出来なくて残念だと思う気持ちがある。
    で、お互いに十分力を出し切れれば勝っても負けても有意義だと思う。
     
    今遊戯王プレイヤーに必要なのはまさにリスペクトの精神。遊戯王というゲームをみんなが楽しむために、この気持ちを持たない人には遊戯王をやってほしくない。
     
    デュエルに勝って相手を馬鹿にすることで安っぽい優越感に浸る人、ファンデッキを使って相手がガチデッキだったせいでやりたいことができなかったからと言って自分勝手にガチを批判する人、『俺最強』で他人を一切認めない自己中心的な人。
    遊戯王プレイヤーとして、そして人間として自分のしていることがどうであるか、歪みをここで一端見直してもらいたい。
    posted by デューク at 20:16| Comment(6) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
    この記事へのコメント
    おおぉい、良いこと書きますねぇ…

    そうなんですよね、みんながもう少しづつ相手のことを理解しあえるのなら、きっと良くなると思いますよ。

    遊戯厨にモラルを求めるのは、在日にモラル求めるのと同じくらいに難しいとは思いますけど…
    Posted by 夢珠 at 2006年06月22日 20:38
    確かにかなりむずかしいとは思います。根本の『楽しむためにやってる』という点はみんな同じだと思うんで不可能ではないと信じたいですね。
    TCGなんてまだできて日が浅いのでいろいろおかしいことはあるでしょう。それをメーカーさんと一緒に少しずつ時間をかけて変えていくのがユーザーの役割であり醍醐味でもありますよね。ある意味一番楽しめるチャンスなんじゃ…?
    Posted by デューク at 2006年06月22日 20:53
    はじめまして。全くもって同意な意見だったのでコメントさせていただきました。

    他人のデッキや考えに勝手に文句つけてくるってなんなんですかね。デッキ鑑定依頼してるわけじゃないのに。
    ファンデッカーは『このカードは強いから抜け』だの『使われて楽しくないからこれを使ってるやつはダメ』だの自分の考え押し付けようとしたり、ガチプレイヤーはファンデッカーを完全否定したり。勝ちこそ全てみたいな。
    まず勝てるファンデッキを考えようとしないんですよね、ファンデッカーは。自分が楽しけりゃいいみたいな。
    それで強いデッキ否定するとかなんなんですかね一体。
    そういう人達には柔軟な考え、相手を尊重する気持ちを持って欲しいものです。

    …っと、思わず書きすぎちゃいました。すいませんです。
    よろしくお願いしますね。それでは。
    Posted by 悪魔のミカタ at 2006年06月24日 10:25
    わざわざコメントしていただきありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。

    そうなんですよね。多くのファンデッカーはどこか勝つことを諦めて卑屈になっているんですよ。本当に楽しむ気持ちがあればガチデッキを否定するという考えは出てこないはずなんです。
    勝つことを諦めた人が逃げでファンデッカーを名乗っているなら本当のファンデッカーの方にとても失礼です。
    Posted by デューク at 2006年06月24日 10:46
    うちがいる国では、いろいろな人種が混ざっているのにもかかわらず、仲良くカードをしてますから日本の状態は少し残念です。だからいろいろブログで活動しているわけですが。

    日本人のデュエリストは集団志向の民族でしかも同族同士なのになぜか仲が良くないのですね。互いが互いを否定しあうと何もならないということに気づいてほしいですね。

    大事なのは相手を受け入れることです。自分の考えが受け入れられたいのならば、相手も受け入れなければなりません。世の中相対的ですから、絶対に正しい間違ってると判断するのは必ずしもできるわけではないのです。状況に応じてgoodかbadかを考えなければいけないわけですね。

    基本的に頭においておいてほしいことは、「自分はすばらしい、そして他の人もすばらしいんだ」ということですね。この精神があれば卑屈な人間にもおごり高ぶった人間にもなりません。これが誇りと謙虚さだと私は考えています。
    Posted by ブラック・マジシャン at 2006年06月27日 01:00
    後、批判とは「一つの物事のadvantageとdisadvantageを比較し、判断を下すこと」です。確かに欧米でもDon't criticize me.という表現があって、否定的な意味もあるんですが、悪いことではないんですね。日本人は批判と聞くと悪いことを思い浮かべるのですが、そうではない。

    問題は批判と中傷を取り違えている人です。確固たる論理もないのに、物事を否定するのは「中傷」ですね。中傷はその人の人格を否定する「悪いこと」です。匿名性も利用を気をつけないと、不毛な場にしかなりません。ネットをやる上でこれだけは頭に置いておきたいですね。
    Posted by ブラック・マジシャン at 2006年06月27日 01:05
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