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    2019年07月14日

    【遊戯】第12回革命軍杯

     
    こんにちは、デュークです。


    少し前に触れましたが、先日令和元(2019)年6月30日に、第12回革命軍杯が開催されました。

    この大会は前回大会の優勝者がレギュレーションを指定するルールとなっており、今大会は平成20(2008)年3月1日当時のカードプールで行われました。(《ゴヨウ・ガーディアン》と《氷結界の龍 ブリューナク》はエラッタ適用)
    制限リストはこちら

    過去の環境で大会を開催するのは今回が初めてではなく、平成24(2012)年2月に開催された第8回革命軍杯ですでに行われており、それ以降革命軍杯ではこれを「真遊戯王」と呼び、採用しています。(主に過去のいずれかの環境を再現することが多いですが、そうでなければならないというわけではありません)


    そんなわけで、先日行われた第12回革命軍杯で使用したデッキを紹介します。


    【次元剣闘獣】

    2019.6.30 剣闘獣(第12回革命軍杯)1.jpg 2019.6.30 剣闘獣(第12回革命軍杯)3.jpg 2019.6.30 剣闘獣(第12回革命軍杯)2.jpg


    <メインデッキ/40枚>
    [モンスター/10枚]
    3《剣闘獣ラクエル》
    1《剣闘獣ダリウス》
    2《剣闘獣エクイテ》
    3《剣闘獣ベストロウリィ》
    1《剣闘獣ムルミロ》

    [魔法/15枚]
    1《死者蘇生》
    1《地砕き》
    1《大嵐》
    1《サイクロン》
    2《月の書》
    3《剣闘訓練所》
    3《次元の裂け目》
    3《エネミーコントローラー》

    [罠/15枚]
    1《聖なるバリア−ミラーフォース−》
    1《魔宮の賄賂》
    2《次元幽閉》
    2《剣闘獣の戦車》
    3《奈落の落とし穴》
    3《和睦の使者》
    3《神の宣告》


    <エクストラデッキ/15枚>
    [融合モンスター/6枚]
    1《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》
    2《剣闘獣ヘラクレイノス》
    3《剣闘獣ガイザレス》

    [シンクロモンスター/9枚]
    1《ギガンテック・ファイター》
    1《スターダスト・ドラゴン》
    1《X−セイバー ウルベルム》
    1《ゴヨウ・ガーディアン》
    1《大地の騎士ガイアナイト》
    1《氷結界の龍 ブリューナク》
    1《フレムベル・ウルキサス》
    1《マジカル・アンドロイド》
    1《A・O・J カタストル》


    <サイドデッキ/15枚>
    [モンスター/3枚]
    3《D.D.クロウ》

    [魔法/9枚]
    1《洗脳−ブレインコントロール》
    1《ライトニング・ボルテックス》
    1《ツイスター》
    3《精神操作》
    3《召喚制限−パワーフィルター》

    [罠/3枚]
    3《閃光を吸い込むマジック・ミラー》


    ■戦績
    1回戦(対夢珠さん・剣闘獣)
    ×○○
    2回戦(対高運神・ゼータ)
    ○×○
    3回戦(対RD・猫シンクロ)
    ××
    4回戦(対エリー君・猫シンクロ)
    ○○
    エキシビジョン(対白麗・猫シンクロ)
    ○○


    ■コメント
    今回指定された環境については、OCG次元では【ライトロード】をもっとも多く使っていました。
    当時は遊戯王熱が下がっている頃で、またシンクロ召喚等の新ルールが追加され、環境の変化についていけていませんでした。
    世間的には【猫シンクロ】等が主流だったのだと思います。

    今回使用デッキの候補に真っ先に挙がったのも、【ライトロード】でした。
    その他、【アンデシンクロ】【剣闘獣】【次元シンクロ帝】が候補に挙がりました。
    当時まったく触れていなかった【猫シンクロ】は選択肢の中の5%くらいしかなかったと思います。
    たとえデッキパワーが高くとも、使い慣れていないデッキは使いたくなかった。

    しばらくして、革命軍メンバーでフリーデュエルが進んでいくと、【ライトロード】【剣闘獣】【猫シンクロ】の環境となることが予想されました。
    私自身がフリーをしてみた結果、【剣闘獣】の選択肢が一度消えました。
    革命軍内の空気も、やや【剣闘獣】の評価が下がっていました。
    この時点での【剣闘獣】の評価は、「当時のトーナメントシーンにおいて、格下狩りに適していた」というもの。
    参加者全員の実力差がほとんどない革命軍杯においては有効ではないのではないかという感じでした。

    そしてそんな流れの中、大会直前の最終的なデッキ選びのタイミングとなりました。
    流行が予想される各デッキに対応でき、それなりに安定して戦えるデッキは何か?
    環境優勢は【猫シンクロ】、次点で【ライトロード】か。【剣闘獣】は少ないと読みました。
    そしてその結果行き着いたのは、「次元」でした。
    【猫シンクロ】【ライトロード】に対してメインからマウント取っていけるのはこれだなと。
    「次元」がまったく刺さらない【剣闘獣】の勢いがないのも好都合でした。

    ただ、《緊急テレポート》軸の純粋な【次元シンクロ帝】等にまで振るのはやや不安がありました。
    《闇の誘惑》でも環境に存在すればおそらくそのまま【次元シンクロ帝】に行ったと思いますが、このプールでは安定が取れませんでした。
    最後の最後、安定という部分で、ベースを使い慣れた【剣闘獣】において、「次元」の色付けをするところに着地したというわけです。


    と、ここまでが大会前のこと。
    いざ大会が始まってみると、《次元の裂け目》なんて引かない引かない!
    結局ただの【剣闘獣】と大して変わらなかったというね笑


    構築自体は本当に一から見直しました。
    当時のレシピも少しだけ残ってたんですが、頭が当時の状態に戻らないので、そのままは使えないだろうなと。
    その結果、当時個人的にはあり得ないと思っていた《和睦の使者》等を採用していたりします。


    では1枚ずつ見ていきます。


    ●メインデッキ

    3《剣闘獣ラクエル》
    まぁこれはいいんじゃないかなと。
    次元を採用していなければ【プリ剣】にすることも考えられたかも知れませんが、やはり【プリ剣】は《スレイブタイガー》がないとかな…


    1《剣闘獣ダリウス》
    《月の書》準制限だし、それなりに使い道あるかなと。
    まぁ実際使わなかったんですけどね。
    正直3枚目の《剣闘獣エクイテ》で良かったと思う。


    2《剣闘獣エクイテ》
    こいつは戦線維持に必要なんですよね。
    モンスターカードが少ない構成だから墓地から回収して再利用しないと長期戦は無理だし、《剣闘獣の戦車》を回収するのも強い。
    3積みで《ゴッドバードアタック》の道もあったかなと思った。


    3《剣闘獣ベストロウリィ》
    《剣闘獣ガイザレス》の素材ですけど何か?
    少なくとも革命軍杯レベルでこいつの破壊効果が有効に働くことってまずない。


    1《剣闘獣ムルミロ》
    なーんか心許ないんだなーこいつは昔から。
    《死のデッキ破壊ウイルス》に引っかからないイイ奴なんだけどね〜


    1《死者蘇生》
    通常召喚以外にモンスターを増やす手段は必要。


    1《地砕き》
    特に目的意識を持って入れたわけではないけど、除去魔法がほしくて、1枠空いてたから入れた。
    《ライトニング・ボルテックス》と迷ったけどコスト重いからこっちにした。


    1《大嵐》
    入れなくても良かったんよ。
    《大嵐》でアドが取れることなんてないし、自分もガバ伏せデッキだからあんまり向いてないし。
    でもモンスター効果を介さずに魔法罠を破壊するカードは持っておきたかった。


    1《サイクロン》
    《大嵐》と同じ。


    2《月の書》
    便利。


    3《剣闘訓練所》
    これがあるから《死のデッキ破壊ウイルス》にも対応できるんやで!!
    まぁ本戦で死デッキ撃たれて4枚落ちていったけどな!!


    3《次元の裂け目》
    これが今回の環境への回答。
    【剣闘獣】さえ見なければこれ1枚でかなり広範囲カバーできるはずです。
    ただこの3枠で【剣闘獣】ミラーはかなりきついです。


    3《エネミーコントローラー》
    こちらは逆に少し【剣闘獣】ミラーを意識してます。
    単純に罠だらけにしたくなかった気持ちもあって、ある程度速攻魔法は取り入れていきたいと思った。


    1《聖なるバリア−ミラーフォース−》
    攻撃反応型罠はイマイチ信用できないんですが、採用しないのもアレだったので…
    場合によってはこれと《次元幽閉》2枚は《連鎖除外》でも良かったのかななんて思ったり。
    まぁ少ない読みはしていたものの、対【剣闘獣】も視野には入れておかなければならなかったのでやはりこっちで正解か。


    1《魔宮の賄賂》
    《大嵐》や《大寒波》に弱いため、補助で。
    ただ、これ使うとかなり状況厳しくなるんで、複数枚積みたくなかった。


    2《次元幽閉》
    強い罠がほしかった。
    ただ3積みできるほど信頼がなかった。


    2《剣闘獣の戦車》
    このカードの存在が【剣闘獣】のひとつの強みではあるんですが、通常複数枚引いても役に立たない。
    どうせ1枚引ければ《剣闘獣エクイテ》で再利用できるし、3積みする必要はないのかなと。


    3《奈落の落とし穴》
    リンクス脳の俺にはこのカードがどうしても《底なし落とし穴》に見えてしまう。
    何を言っているのかわからないと思うが、俺も何故こんなことになっているのかわからない。
    今回採用した中では一番信頼できる罠カードかなと思います。


    3《和睦の使者》
    これですよこれ。
    OCG次元では【剣闘獣】が出始めた原初の段階ではほぼ採用されていたものの、のちの環境では採用率が下がったカード。
    私もあまり信頼しておらず、ほとんど採用したことはなかったと思います。
    が、今回革命軍杯に当たり、評価を見直しました。
    戦っていて何が一番恐いか。《大嵐》《大寒波》からのキルでしょう。これに対応するために、フリーチェーンでそのターンの死を免れるカードが必要だった。《和睦の使者》か《威嚇する咆哮》か、はたまた《レインボー・ライフ》でも採用するか。
    そもそも何故OCG次元で採用率が下がったのか。それは【剣闘獣】自体が環境を取り、ミラーマッチが仮想敵として最有力だったためですよね。
    確かに、仮想敵を【剣闘獣】とした場合、相手ターンにこのカードを発動したとしても何一つうまみがない。
    剣闘獣モンスター同士が戦闘した場合、先に効果を使うのはターンプレイヤーですから、このカードを使って戦闘破壊を防いだとしても《剣闘獣ムルミロ》に破壊されてしまい、意味がないんですよね。
    だから、【剣闘獣】の環境ではこのカードはダメなんです。でも今回は?
    俺は今回の革命軍杯で【剣闘獣】は少ないと読んでいました。だから自分の直感に乗りました。

    1、《大嵐》や《大寒波》に対応して生き延びることができる罠
    →《和睦の使者》《威嚇する咆哮》《レインボー・ライフ》等
    →元々《和睦の使者》は剣闘獣モンスターの効果と相性が良く、《威嚇する咆哮》よりも優先度は高い。《レインボー・ライフ》はコストが重いためETED対策を考えないならデメリットの大きさが目立つ

    2、当時《和睦の使者》を採用していなかった理由は?
    →【剣闘獣】ミラーに有効でないから
    →今回はミラーの可能性が低い

    これもう《和睦の使者》採用しない理由ないんじゃね?ってことで、採用しました。


    3《神の宣告》
    相手のやべーカードカウンターしたり、押し込んだりと、この環境においては最強カードなんじゃないかと思っている。
    実際OCG次元でもこの頃からしばらくの間《神の宣告》はかなり使われていたような記憶がある。


    ●エクストラデッキ

    1《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》
    別に機械族モンスターがメインのデッキも思いつかないし、このデッキに《サイバー・ドラゴン》なんて入ってないけど、一応入れておくべきかなと。
    もしかしたら相手が《サイバー・ドラゴン》となんかの機械族並べてくれるかも知れないしね!!


    2《剣闘獣ヘラクレイノス》
    現実に使う可能性があるのはこれと《剣闘獣ガイザレス》くらいなんです。
    だったら《剣闘獣ヘラクレイノス》3積みの方がいいんじゃないかって思いますよね?
    俺もそう思う。


    3《剣闘獣ガイザレス》
    でもこれね、正直2枚も3枚も使わないんですよ。
    【プリ剣】くらい多用していくデッキなら3枚いるけど、このデッキだと《剣闘獣ガイザレス》なんて使わないことの方が多いから。


    9シンクロモンスター
    相手からチューナーパクって初めて出せる。
    サイドに《精神操作》が3積みされてるんでワンチャン。
    《精神操作》使って出すルート選択できる範囲で、各レベルの主要なとこを一通り抑えたつもり。
    《レッド・デーモンズ・ドラゴン》と《メンタルスフィア・デーモン》はおいてきた。
    もしもう1枠取れれば《メンタルスフィア・デーモン》は採用したかったけど、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の仕事はほとんど《ギガンテック・ファイター》がやってくれます。


    ●サイドデッキ

    3《D.D.クロウ》
    用途はよくわからないけど、もしかすると【ドグマブレード】とか【マジエク】とか使ってくる人がいるかも知れないので。
    あとこのカードは細かいところでいつでも役には立つと思う。


    1《洗脳−ブレインコントロール》
    ミラーマッチの2デュエル目以降はコントロール奪取ゲー。
    裏側表示奪えないからこれは不採用にしようと思ってたけど、殴れるし、メインが一切【剣闘獣】ミラー見てないからどうせならコントロール奪取フル搭載でいこうかと。


    1《ライトニング・ボルテックス》
    1《ツイスター》
    これが最後まで調整がうまくいかなかったところ。
    マジでなんとなく入っている。
    一応理由を後付けするとすれば《ライトニング・ボルテックス》は《ライオウ》等の対策、《ツイスター》は《王宮のお触れ》等の対策で広く取れる汎用カードを採用したという感じですかね。


    3《精神操作》
    【剣闘獣】は本当に今回メインでほぼ見なかった。
    最悪当たってもサイドのこの辺で2戦目から取っていければなんとかなるかなーと考えていた。
    そもそも【剣闘獣】のミラーマッチなんて引きゲーだし、【剣闘獣】特有の勘や駆け引きが必要な部分があるとしたらその点については負けないと思っていた。


    3《召喚制限−パワーフィルター》
    OCG次元でもこれより後の環境で一瞬どこかで見たことがあるような気がするこのカード。
    有力な非チューナー獣族モンスターを封じられるため、【猫シンクロ】を抑えるには十分な性能だと思った。
    永続魔法であるが故に、先に張ってしまえば対処しにくいだろうし。(相手は罠での対応を想定してくると考えた)
    ただ、今回参加していた猫側が非チューナー獣枠に《ライトロード・ハンター ライコウ》や《N・ブラック・パンサー》以外のモンスターを採用してくるところまで想像が及ばなかった。あと引けなかった。
    引けたのは2回戦の高運神戦だったけど、これも実はそんなに意味はなかったんじゃないかと思っている。


    3《閃光を吸い込むマジック・ミラー》
    対【ライトロード】の枠にはやはりこのカードかなと。
    この環境は魔法罠破壊の魔法カードの規制が厳しく、《大嵐》《サイクロン》ともに制限。《王宮のお触れ》についても準制限と、罠側としてはかなり抑えられにくい環境。
    その代わりに《大寒波》が無制限で存在するわけですが、《大寒波》になら永続罠のチェーン発動でどうとでもなりますからね。
    なんだかんだ言ってもこのカード張られてまともに動ける【ライトロード】なんてそうそうないはずですよ。


    以上。


    今まで黙ってたけど、メインデッキに《次元の裂け目》と《和睦の使者》3積みの状態で1回戦の相手が夢珠さんでその使用デッキが【剣闘獣】とか、正直やっちまった感がすごかったですよ笑


    で、第12回革命軍杯の優勝者は【猫シンクロ】を使った白麗。


    次回、第13回革命軍杯は平成18(2006)年9月1日環境に決定しました。


    第5期中盤、レギュラーパックで言うとFOTBの環境です。
    3積みの《E・HERO エアーマン》や《冥府の使者ゴーズ》が飛び交うカオスな環境ですが、どうなることやら。


    この記事を読んでくださった方が少しでも「真遊戯王」に興味を持ってくだされば幸いです。

    真遊戯王次元でボクとデュエル!!


    おわし




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    posted by デューク at 14:20| 栃木 ☔| Comment(0) | 遊戯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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